バブル時代に流行ったもの《食べ物》
ナタデココ
ナタデココは、今では当たり前に使用されるデザートの素材ですが、バブル時代に日本で流行りだした当時は物珍しく、すぐに完売になって手に入らないほどの人気がありました。
ココナッツの汁を発酵させてゲル状にしたものですが、ナタデココそのものに味はなく、ヨーグルトやゼリーなどと一緒に口に入れて、食感を楽しむ食べ物だと言えるでしょう。
当時は「ナタデココはイカみたい」と表現する人が多かったのですが、味ではなく歯ごたえにインパクトを感じていたのでしょう。
日本料理にはない食感が「おったまげー!」な新感覚だったのですね。
ティラミス
ティラミスもバブル時代に大流行したデザートです。上品で滑らかな味わいが、今でも根強い人気を誇っています。
イチゴのショートケーキが主流だった当時の日本のデザート界に、とても強いインパクト与えました。スポンジケーキにはない食感と、生クリームにはない滑らかさがありますよね。
「おったまげー!」などと叫ぶことができないほど上品さがあるデザートですが、気持ちはみんな「おったまげー!」なほど感動していたからこそ、大流行したと言えるでしょう。
イタ飯
「イタ飯(メシ)」と聞いてどう思いますか?「板」の「飯」?和食のことかしら…?なんて勘違いする人も多いでしょう。イタ飯とは「イタリアン」のことです。
当時の日本では、高級外食と言えばフランス料理でした。しかし、庶民にはなかなか出せない金額ということもあり、大流行することはありませんでした。また、フランス料理はテーブルマナーも厳しい上に、静かにゆっくりと食事しなくてはなりません。
そこで登場したのが「イタリアン」だったのです。フレンチよりも手軽で安価に楽しめるため、あっという間に浸透していきました。
フレンチの堅苦しさや高価な値段とは対照的なのに、オシャレ感があり、今でもとても人気のジャンルだと言えるでしょう。
パンナコッタ
イタ飯ブームに乗っかって、ティラミスが流行り、その後は「パンナコッタ」の時代が来ました。パンナコッタはつるりとした食感が人気で、ティラミスとはまた違った風味を持っています。
「おったまげー!」と豪快にしゃべる当時の女性たちも、ティラミスやパンナコッタのような上品なイタリアンのデザートに舌鼓を打っていたのですね。
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