夫婦仲が悪いことによる子どもへの影響
精神的に不安定になる
夫婦仲が悪いと、子どもは精神的に不安定になる恐れがあります。毎日夫婦で喧嘩をしている、声を荒げている、会話がないという環境で、子どもは常に気を遣い、親の顔色をうかがうようになります。それにより自分を出せないこと、言いたいことが言えないことが多くなり、精神的なストレスになり不安定になってしまうのです。
たとえ夫婦喧嘩に子どもを巻き込んでいないとしても、子どもがその様子を見ているだけで影響はあります。子どもにとっては大好きな二人。その二人が言い争っているともなれば、「どうしよう…」と不安になってしまうのは当然ですよね。
子どもも大人と同じように、外でより家の方が自分を出せるもの。その空間が争いの場となってしまえば、子どもの休める場もなくなってしまうのです。
イライラして友達に意地悪をする
家庭環境が悪いと、家でストレスを溜め外で発散するという様子が増えていきます。イライラして友達に意地悪をするといった行動も増え、問題児化してしまうこともあるのです。
そもそもの原因は、夫婦仲が悪いことにあります。夫婦仲が悪く喧嘩ばかりしているともなれば、子どもは遠慮したり我慢することも増えてしまいますよね。本当は「お父さんと遊びたい!」「お母さんと話したい」と思っていても、両親に気を遣って我慢してしまいます。
その遠慮や我慢はストレスや不満となり、やがてイライラに変わっていくでしょう。その矛先は全く関係のない友達に向けられ、周囲から嫌われる存在になることもあります。こうした問題が深刻化してしまえば、非行に走ったり不登校になってしまったりという状況にもなりかねないのです。
子どもの夫婦像に影響が出る
両親の夫婦仲が悪いと、子どもが将来家庭を持った時に、同じようにパートナーに接してしまうという影響もあるでしょう。子どもの中に作られる夫婦像は、自分の両親が元になっています。あれが夫婦の在り方であり、当たり前の関係であると認識し、自分も同じような家庭環境を作り出してしまうことも少なくありません。
仮に、父親が母親に暴言ばかり吐いている様子を見れば、「男は女にひどいことを言っても良い」と認識します。女性に対して暴力的になったり強気な発言ばかりするようになり、子どもが将来持つ家庭もうまくいかない可能性が出てくるでしょう。
両親の在り方は、子どもの将来の家庭の在り方にもなり得る話です。夫婦仲を改善し、見本となる夫婦の姿を見せるべきでしょう。
子どもが本音や事実を言わなくなる
夫婦仲の悪い様子を見ている子どもは、遠慮や気遣いから本音や事実を言わなくなることもあります。「これを言ったら迷惑をかける」「自分さえ我慢すればいいんだ」と、一番理解してもらいたい両親に対して気を遣い、自分を閉ざすようになるのです。
してほしいことやお願いがあっても、言えなくなるでしょう。話したいことがあっても我慢し話さなくなります。子どもが心を閉ざしてしまえば、親は子どもが思ってる辛いこと、悲しいことを知ることができず、子どもを支えることや助けることすらできなくなってしまいますよね。
すると、子どもは子どもの世界でどんどん追い込まれてしまいます。相談できない、弱音を吐けないという状況に、大変な辛さや苦しみを感じるでしょう。その状況を両親たちが自ら作っているとしたら、今すぐにも改善が必要ではないでしょうか。
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