バックは男性が好きなセックスの体位ですが、痛いと感じる女性は多いようです。痛いと感じる原因はどこにあるのでしょう?この記事では、その原因を探った上で、女性が自らできる対処法と男性に協力してもらう対処法をご紹介します。痛いバックを気持ちいいバックに変えていきましょう。
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バックが痛いと感じる女性は多い?
セックスの体位として男性に人気が高いのがバック。ですがその一方で、バックの体位が苦手だという女性が多いのも事実です。その理由はずばり、バックを痛いと感じる女性が多いから。バックは膣の奥まで挿入されやすいセックスの体位なので、子宮を突かれることで腹痛に似た痛みを感じてしまうのです。
男性はバックが好きなのに女性はバックが苦手。このジレンマをなんとか解消できれば、男女ともに気持ちのいいセックスができるようになりますよね。
そこで今回は、バックを痛いと感じる女性が多いのはどうしてなのか、痛みを感じる原因を探った上で、痛いと感じたときの対処法や痛いと感じなくなることで得られるメリットについてまとめてみました。
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バックが痛い!痛いと感じるのはなぜ?
男性が好きなセックスの体位であるバックを女性が痛いと感じてしまうのはどうしてなのでしょう?気持ちいいはずのセックスを痛いと感じてしまうのには何か原因があるはずです。そこで、まずはバックが痛いと感じる原因について探ってみました。
前戯が不足しているから
バックの体位に限らずセックスの体位全般にわたって言えることですが、まず1つ目の原因として考えられるのは、前戯が不足しているということ。キスや愛撫などの前戯が十分でないと、セックスのときに潤滑油の役割を果たしてくれる愛液が十分に分泌されないため、スムーズな挿入ができずに痛いと感じてしまいます。
また、前戯が物足りないと、女性は心身ともにリラックスすることができず、心から自分の体を男性に委ねることができません。筋肉でできている膣の緊張もとけないため、膣の奥まで挿入されやすいバックの体位を痛いと感じてしまうのです。
他の体位より膣の奥まで挿入されやすいから
バックは他の体位より膣の奥まで挿入されやすいということが2つ目の原因です。膣の奥には子宮がありますが、バックによってその子宮を突かれることで腹痛のような痛みを感じる女性が多いのです。
セックスの体位としてオーソドックスな正常位の場合は、お互いの体が向かい合った状態になるため、膣の奥まで完全に挿入することができません。一方、バックの場合はお互いの体が同じ向きに重なり合った状態になるため、男性のサイズが小さくても膣の奥まで完全に挿入することができます。
膣の奥まで挿入できるバックは、男性にとっては最高に気持ちいい体位かもしれませんが、挿入される女性にとってはかなりの衝撃を受ける体位なのです。
男性が激しく動きすぎているから
バックが痛いと感じてしまう原因の3つ目として挙げられるのは、男性が激しく動きすぎてしまっているということ。膣の奥まで挿入しやすいバックで激しく動かれてしまうと、子宮にあたって腹痛に似た痛みを感じてしまいます。
ここで女性が痛いということを喘ぎながら伝えようとしても、本当に痛いと思っているわけではないと勘違いしてしまう男性も。喘ぎ声を聞きたいがためにさらに強く突いてしまい、女性がますます痛みを感じてしまうという結果に。
ポルチオ性感帯が開発されていないから
バックは膣の奥まで突くことができるセックスの体位として知られています。膣の奥には子宮口がありますが、その子宮口のあたりにあるのがポルチオと呼ばれる性感帯。その部分を攻めることで女性はイクという快感を味わうことができます。
ですが、膣の奥にあるポルチオ性感帯が開発されていない女性の場合、膣の奥まで突かれると痛いと感じてしまうことがほとんど。ポルチオ性感帯はクリトリスやGスポットと違って場所が分かりづらいので、気持ちいいと思えるようになるまである程度のセックス経験が必要になります。
「バック=痛い」と身構えてしまっているから
過去のセックスでバックが痛いと感じた経験がある女性の場合、「バック=痛い」という方程式が確立されてしまっていることがあります。つまり、一種のトラウマのようなものですね。
そうなると、バックの体位になったときに過去に味わったような痛いセックスになるかもしれないと考えてしまい、無意識に体が緊張で硬くなり、ますます痛みを感じやすい状態に。考えないようにすればするほど意識してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
心と体はつながっているので、無意識に考えていることでも体の反応としてハッキリ現れます。「バック=痛い」と思い込んでしまっているため、再びその通りになってしまうのかもしれませんね。