みんなの人生が変わったエピソード集!《男性編2》
バイト先の先輩との飲み会
「人生なんてつまらない。20歳になるまで、僕はずっとそう思っていました。そんな人生が一変したのが、バイト先の先輩であるRさんとの出会いです。
僕が入ってすぐ、Rさんがやめることになりました。送別会の時、Rさんと偶然隣同士になったので、何気なく『人生ってつまらなくないですか?』と尋いてしまいました。
Rさんは『人生は自分の選択によって面白さが変わる。人生を面白くしたいと思って、面白そうなものを探していくと、面白くなっていく』と答えてくれました。
人生を豊かにするのは出会いだと思います。人でも、本でも映画でも、何でもいいから出会うことが重要なんです。そしてそれこそがRさんのいう『探す』という行為なんだと思いました」(22歳/男性/学生)
自分の人生を変えるようなものに、偶然出会うこともありますが、自分からそれを探しに行くことで見つかるのかもしれません。
姉の影響で…
「私には年が7つ離れた姉がいます。姉は頭が良く、運動もできるんですが、反面、自由奔放でいつも両親を困らせていました。
私が中学三年の頃、姉は急に医大を辞めました。これには両親も私も『せっかく医者になれるのに』と大反対しました。
すると姉は、『人の命を預かるからこそ、本当になりたい人とか責任感のある人がなるべき。私のような自由人がなっていい職業じゃないの』と言いました。
両親はそれでもなお反対していましたが、私はそれを聞いて姉を尊敬するようになりました。姉は自分自身のことを、両親よりも知っていたんだと思います。私はその日から考え方が変わったような気がします。そして、自分は一体どんな人間なのかを考えるようになりました」(37歳/男性/看護師)
自分のことを知るのは意外に難しいことだと思いませんか。自分から見る自分と、他人から見る自分は全く異なると言われます。様々な自分を知ること、実はそれが、人生が変わったと思える一歩になるのではないでしょうか。
人生にはつきもの…友人との別れ
「社会人になって働いてる時、突然、仲が良かった高校の友達が事故で亡くなりました。バイクが好きな友人だったんですが、雨の日に山でスリップしてしまい、崖から落ちてしまったようでした。
私もいつかは死んでしまうのか、と思うようになってしまい、しばらく無気力のまま仕事を続けましたが、どうしてもやる気が出ず、とうとう辞めることにしました。
辞めてから、ふと、友人の趣味であるバイクに乗ってみたいと思いました。バイクに乗って走っていると、何だか友人がそばにいるような気分になり、涙が止まりませんでした。
その瞬間、『人間はいつ死ぬかわからない。だから全力で生きよう』と、考え方や生き方が変わったような気がします。そのおかげで転職も成功しました。休日は、その気持ちや友人を忘れないために、バイクに乗っています」(33歳/男性/IT系)
「乗り越えることは大変だったが、悲劇が人生の転機になり、全てが良い方向に変わった」という人は、意外に少なくないようです。
変わったのはある本との出会い
「些細な変化ですが、私は大学生の時に読んだ本で、人生が少しだけ変わりました。当時、好きだった女の子が読んでいた本が、吉本ばななの『キッチン』です。私は、その子にお願いして、貸してもらいました。
柔らかい文体で読みやすく、それでいて、登場人物の心情の描写は、とても繊細だと感じました。また表現も豊かで、どんな風に生きていたら世界がこんな風に見えるのだろうと興味を持つようになりました。
それから、何度も読み返したせいで、街を歩いたり誰かと話したりしていると、まるで『キッチン』を読んでいるかのように世界が見え始めました。普段の生活がキラキラして見え、良い方向に全てが変わったようにも思えました。すごく幸せでした」(23歳/男性/院生)
本や映画が人間にもたらす影響は、想像以上です。人生が大きく変わったと思えることもありますし、気付かないほど小さく、その人の世界を変えることもあります。手軽に「人生が変わった!」と思いたいのならば、オススメです。
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