みんなの人生が変わったエピソード集!《男性編1》
まずは、人生が変わった瞬間を、具体的なエピソードを交えてご紹介します。男性編、女性編と分けてご紹介しますので、どのような違いがあるのか比べながら見てみてください。
それではまず、「人生が変わったエピソード集・男性編」からスタートです。
大学生の時に海外旅行に行き変わった
「私の両親はどちらも教員のため、非常に厳しく、両親の期待に応えるように何も考えずに勉強をして大学まで行きました。
就職が決まった後に、たまたま読んでいた遠藤周作の『深い河』にひどく感銘を受け、親に黙って、その小説の舞台となったインドのガンジス川へ行きました。
小説の通り、ガンジス川は全てを飲み込んで包んでいるように見えました。滞在した一週間で、私は『どうせいつかは死ぬ。死んだらきっとガンジス川が包んでくれる』と悟りました。この瞬間、変わったんだと思います。
それから私は内定を蹴って、自分のやりたいことをして生きようと決めました。親とは険悪な関係になってしまいましたが、今は海外で好きなことをしてのんびりと暮らしています」(29歳/男性/フリーランス)
人生が変わったと思えるようになる為には、時にはつらい決断を迫られることもあります。しかし、そんな自分を支えてくれるようなものに出会えると、恐れずに好きなことにチャレンジできようになるのかもしれません。
人生の転機は妻との出会い
「妻と結婚したのは、40年前です。私は妻と結婚するまで、働いて結婚して子供を作って家を建てて…という人生が幸せなものだと思っていました。
妻と結婚して落ち着いた頃、そろそろ子供を作ろうか、という話になった時に、『あなたは何のために生きていますか?』と問われました。私は『子供を作って家を建てて…』と話すと、『それはあなたの幸せの基準であって目的ではないでしょう』と言われました。
今まで思い描いていたものが崩れ落ちる音がしました。同時に、自分の人生をかけてやりたいことは何か、と考えたときに、妻とこのまま一緒にいることが、私の本当のやりたいことだ、それこそが私の本当の幸せだ、と気付きました」(67歳/男性/無職)
幸せに生きることは難しいことですが、それは自分の幸せを他人と比較しがちだからです。自分にとっての幸せとは何か、ということが分かると、自分の人生が大きく変わるのかもしれません。
変わったきっかけをくれた小学校の恩師
「私の人生の転機は小学校6年生のときでした。当時の担任は運動が大好きな厳しい女の先生でした。
ある日、体育で短距離走の授業がありました。私はそれまで足が遅く、走るのは大嫌いでしたが、先生が教えてくれたフォームで走ると、一瞬でタイムが1.5秒も縮みました。
タイムが縮んだことが本当に嬉しくて、それからも体育の時間の度に、先生にフォームをチェックしてもらいました。それからもタイムが順調に縮んでいき、地区の陸上競技会で私は2位を取ることができました。
大人になり、自分が体験したことを他の子供たちにも体験してほしいと思い、今は中学校で教鞭をとっています」(32歳/男性/教員)
恩師との出会いは、人生が変わったと思えるきっかけとなることが多いようです。自分が教わった教訓や体験を次の世代にも伝えたい、自分も誰かの人生を変える手助けをしたいと思い、教員を目指す人も少なくないようです。
夏のキャンプで人生が大きく変わった
「大学生の頃、同じ学部の友達と、毎年夏にキャンプに行っていました。いつも二泊三日ほど、群馬県の山奥でキャンプをします。
四年生になり、『来年からは一緒にキャンプに来られなくなるから、最後に思い出を残そう』ということで、川からみんなで飛び込もうということになりました。
危険な場所ではなかったんですが、私だけちょうど滝壺のような所に入ってしまい、溺れてしまいました。意識を失いかけた瞬間、先に飛び込んでいた友人たちに引き上げられました。恐怖と安堵から、みんなで笑いながら泣きました。
あの瞬間、私は最も『生』と『死』を実感しました。大げさかも知れませんが、本当に何もかも変わったんです。どうにかそれを表現したくて、今は絵を描いています」(24歳/男性/イラストレーター)
皮肉なことに、生を最も実感するには、死にギリギリまで近づかなければなりません。しかし、もし何らかの形でそのような体験をできたのなら、きっと大きく人生が変わったと言えるのではないでしょうか。
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