性欲だけでなく離婚原因にも?産後クライシスとは
性欲がただ減退するだけなら、夫婦間に危機もなく、一定の期間が過ぎれば元通りの関係に戻ることも多いでしょう。しかし世の中には、「産後クライシス」と呼ばれる、離婚に発展するほどの問題を抱えてしまう夫婦もいます。そんな産後クライシスについて知っておきたいことを紹介します。
産後に夫婦仲が悪くなる現象
「産後クライシス」とは、産後に夫婦仲が悪くなる現象を指す言葉です。何がきっかけで産後クライシスになるかは夫婦によって異なりますが、多くの場合は価値観の違いや育児の疲れが原因とされています。
産後は誰しも「赤ちゃんが生まれてハッピーな家庭」を築く予定でしょう。しかし現実はそう甘くなく、実際には育児に追われて夫のことが二の次になることも多いです。そのため夫は相手にされていないと感じ、不満を持つようになります。
こうした状態を解消できずにいると、それが積もりに積もってストレスや大きな不満に発展し、産後クライシスに陥るのです。
コミュニケーション不足や夫の非協力が原因
産後に夫婦仲が悪くなる産後クライシスの原因は、主に夫婦間でのコミュニケーション不足や、夫の非協力とされています。
例えば産後に女性が育児に集中してしまうと、どうしても夫のことがおざなりになってしまうでしょう。これによって夫は「男としてみられてない」「自分は蚊帳の外」という不満を感じます。
また夫への愛情があっても、夫が育児に非協力な場合もあるでしょう。こうした場合には、妻ばかりに負担がかかるため、妻のストレスが膨大になっていきます。
産後クライシスはいわば関係悪化が引き金になって起こるものです。普段からコミュニケーションや協力を意識していないと、離婚にまで発展してしまうでしょう。
性欲減退やイライラを感じてしまう
産後クライシスに陥ると、性欲がより減退したりイライラを感じるようになります。互いに不機嫌になっているのが分かるので、ますます夫婦間に緊張が走り、精神的に疲れてしまうでしょう。そうした緊張感のせいか、果ては「家にいたくない」とさえ思ってしまう人もいます。
出産後に性欲減退を感じていた人でも、さらに性欲が減退するので、人によっては夫に全く魅力を感じなくなるでしょう。産後のホルモン変化によるイライラが悪化し、顔を見ることさえ嫌になる人もいるくらいです。
産後クライシスに陥った場合には、一度冷静になって話し合うことが大切でしょう。今の状況を客観的にみることで、解決策が見つけ出せます。
夫婦で価値観が合わなくなる
いつまでも産後クライシスから抜け出せないと、夫婦間で価値観が合わなくなるので注意が必要です。険悪なムードから早く立ち直ることができれば、昔のように仲睦まじい夫婦になることもできるでしょう。しかし歩み寄れなかった場合には、価値観が合わなくなり離婚に発展することも多いです。
産後という大切な時期だからこそ、パートナーの協力や理解が必要となります。そんな時期を険悪なムードで過ごせば、心は互いに離れてしまうでしょう。
産後クライシスは多くの夫婦が経験するものです。そこから立ち直れるかどうかは、互いにどれだけ理解を示せるかで変わってくるでしょう。
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