「メンヘラ」と「ヤンデレ」の違いとは?
実際、メンヘラとヤンデレは、似ているようで少し違います。恋愛に関して考えていくのがわかりやすいです。
愛を向ける方向が違う
メンヘラは、自分が愛されていることが一番の幸せになります。逆に、ヤンデレは、自分が相手を愛していることが幸せなのです。
ヤンデレと言えば、なんとなく恋人に執着しているイメージがあったりしませんか?もちろん、漫画などの創作物によって植えつけられたイメージかもしれません。とはいえ、ヤンデレは愛し方が通常よりも強烈で、少し行き過ぎていることが多いのです。
つまり、自分の愛し方を存分に相手にぶつけるヤンデレに対し、メンヘラは自分の望む通りに相手に愛して欲しいのです。
恋愛に積極的か消極的か
メンヘラは恋愛体質で、依存先を見つけると積極的にアプローチしていくようです。けれど、ヤンデレの場合は、それほど積極的にならない場合もあります。ヤンデレは愛し方が人と違っているので、交際という形にはこだわらないのかもしれません。
もちろん、恋愛に積極的なヤンデレもいることでしょう。とはいえそれは、愛した相手が手の届く距離にいる場合に限ったことかもしれません。愛した相手と恋愛関係になる望が持てない場合、ひっそりと人知れず愛するという選択肢を持てるのが、ヤンデレと言えるでしょう。
一方、メンヘラにとって、恋愛は自分を愛してもらうことですので、基本的に好きになる相手は射程距離にいる人だと言えます。
攻撃する対象が自分か他人か
全てのメンヘラが自傷行為をしているわけではありませんが、自己肯定感が低いために、負の感情を傷に置き換えるという行為は確かにあるようです。身体を傷付けることはなくても、嫌なことをわざと思い出す作業をすることで、心の自傷行為を行なってしまう人もいます。
対して、ヤンデレの場合、自分を傷付けることはあまりありません。愛する人との関係を邪魔するものを攻撃してしまうのです。「これさえいなければ、愛は完璧」という心理から、自分以外の人やものが攻撃対象になると言えます。
束縛願望の違い
先ほども紹介しましたが、ヤンデレと執着心を結びつける人もいるでしょう。ヤンデレは、晴れて好きな人と恋愛関係になった場合、恋人との間に邪魔が入ってはいけないと思っているのです。実際に実行するかどうかはさておき、自分の目の届くところで生活して欲しいと思ってしまうのがヤンデレと言えるでしょう。
対して、メンヘラは自分に自信が無いので、うまく束縛する術を知りません。もちろん、自分だけのために時間を使って欲しいと思ってはいるでしょう。でもそれは「他者が邪魔だから」という理由からではありません。自分への愛の大きさを示してほしいだけではないでしょうか。
メンヘラの束縛感情は「気持ちを行動で示せ」ということなので、ヤンデレのように物理的にそばにいることを求めるような行動ではないようです。
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