悪いばかりじゃない?ホイ卒のメリットとは
自分で考える力が身につく
教育的なカリキュラムが組まれている幼稚園では、登園すれば「まずはひらがなの勉強」「それが終わったら運動の時間」などと、次々にやることを指示されます。自分で何をするか考える必要はなく、言われたことに従えばOKです。
それに対して、保育園はいわば生活の場です。滞在時間も長いので、楽しい時間を過ごすには自分で考えて行動しなければいけません。「園庭に出たらブランコをやりたい」「〇〇ちゃんとおままごとがしたい」と自分でやることを見つけ、それに合わせて行動することは自立を促します。
また、やることが決められていないからこそ喧嘩が起こりやすいのが保育園の特徴。お互いが納得する方法を考える経験は、大人になっても役立つはずです。
コミュニケーション能力を培える
自由度が高い保育園だからこそ起こりやすいのが、衝突や交渉です。例えば1つしかない三輪車で遊びたい子が2人いたとします。ある日はお互いが譲らずに喧嘩になるかもしれませんし、またある日はじゃんけんで順番を決めるかもしれません。先に始めた子がすぐに飽きてしまって、結局譲られた子がその三輪車でずっと遊ぶなんてこともありえます。
このように、人と人とのコミュニケーションは時と場合によって全然違いますよね。遊びを通して仲のいい子を見つけたり、お互いがお互いの意見を聞いて不満のない方法を探す経験をするのは、コミュニケーション能力を鍛えることにもつながります。
落ちこぼれにもやさしい
幼稚園は教育の場なので、言ってしまえば小学校に入ってから学ぶことを早い子だと3歳からスタートさせるようなものです。だからこそ、小さなうちから優劣の差に悩まされてしまうことも少なくありません。もちろん配慮してもらえるはずですが、それでも「あの子は勉強すごくできるのに、自分は全然できない」と自信を失ってしまうことも。
その点、ホイ卒は小学校入学までそういった機会が少ないのが特徴的です。たとえ勉強や運動が苦手でも、保育園ではありのままの自分を受け入れて肯定してくれます。学歴社会では落ちこぼれと呼ばれてしまう子どもでも、のびのびと過ごせますね。
体の強い子になる
幼稚園と保育園を比較すると、一概には言えませんが設備の差がある場合が多いです。例えばできて間もない幼稚園には暖房付きのお遊戯室やウォシュレット付きトイレなど、最新設備が搭載されていることも。
それに対して保育園は昔ながらの建物をそのまま使っている場合が多く、平屋や和式トイレを改造した洋式トイレなど、環境面では幼稚園に少々劣る印象です。だからこそ、暑さ寒さに強い子になることが期待できます。
また、ホイ卒には基礎体力がしっかり身についている点も魅力的。机に向かって勉強したり早く帰ってくる幼卒に対して、ホイ卒は園庭を走り回っている時間が圧倒的に多め。教育的なアプローチが少ない保育園だからこそ、子どもたちの体力作りに一役買っています。
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