幼卒をどう思う?ホイ卒のリアルな本音
専業主婦の母親が羨ましい
「両親が共働きだったので保育園に通っていた。母は帰宅した後も家事でバタバタしていてなんとなく余裕がなかった。幼卒の人の母親はほとんどが専業主婦ですよね。預けている間に家事を済ませて夜ゆっくりしているのが羨ましかった」(25歳/女性/事務)
そもそも保育園は、共働きなど保育が難しい状況でなければ預けることができません。入園審査のために働いていることを証明する書類を提出する必要があります。だからこそ、専業主婦は幼稚園を利用しているのです。
つまり、ホイ卒の親は仕事帰りに子どものお迎えに行くのがほとんど。幼卒の親が預けている間に済ませている食事の用意や洗濯物の片付け、お風呂の準備などの家事を、帰宅してからしなければいけません。子ども心としては、保育園を頑張って帰ってきても親が構ってくれないのは少し寂しいですよね。
お金持ちっぽいイメージ
「幼稚園の方が建物や遊具などがとてもきれいだから、お金持ちが通う場所というイメージがある。小学校に上がってからも、なんとなく幼稚園ママの方が高そうなものを身に着けている気がする」(23歳/男性/営業)
幼稚園は私立で財源が潤っていたり新しくできたところが多いので、保育園と比べてとてもきれいな見た目。だからこそ、ホイ卒から見た幼稚園は「お金持ちが通うところ」とのイメージが強いようです。
また、先程紹介した通り、保育園は共働き家庭の利用が多いですが、幼稚園は専業主婦の家庭でも入園できます。このことから、ホイ卒の家庭は共働きでなんとか生活している中、幼卒の家庭は父親1人の収入で生活できており、母親が専業主婦をしているケースが多め。世帯収入の差からも「幼卒はお金持ち」といった印象を与えています。
園にいる時間が短くて羨ましい
「保育園に通っていたが、ある日風邪を引いて保育園を休んだ。隣の家の同級生は幼稚園に通っていたんだけど、お昼過ぎにもう帰ってきてて驚いた。自分は早くても16時までは保育園にいるのに。羨ましかった」(21歳/男性/大学生)
親の立場からすると、子どもが保育園や幼稚園へ行っている方が家事や仕事がはかどります。でも子どもは少しでも親と一緒にいたいものですよね。保育園の滞在時間が約8時間なのに対し、幼稚園の滞在時間は5時間程度。つまり月60時間も滞在時間に差が生じてしまいます。
今回のケースは隣の家のお子さんが幼稚園に通っていたとのこと。通常通りに保育園へ行っていれば隣の子が帰ってくる時間なんて気になりませんが、幼稚園のほうが帰りが早いという事実を知ってしまったがために、少し寂しさを感じてしまったのかもしれませんね。
勉強が大変そう
「自分はホイ卒だけど幼稚園教諭になりました。先生の立場で子供たちを見ていると、お習字、フラッシュ暗算、マット運動など、いろんなことを教えてもらっていてびっくり。私が教え子ぐらいの年齢の時は、園庭を走り回ってた記憶しかありません」(24歳/女性/幼稚園教諭)
ホイ卒と幼卒の両方を現場で目にした方からの貴重な声です。幼稚園は保育園と違って教育を重視しています。だからこそ、自身がホイ卒だった立場だと「こんなことまで幼稚園で教えるの?」という驚きが多い様子。
幼稚園のカリキュラム例として、ひらがなや簡単な計算などが挙げられます。スポーツに力を入れているところであれば体操やマット運動などがあり、最近では英語教育に力を入れている幼稚園も多いようです。これを「早期教育で人生を有利にする」と考える人もいれば、「こんなに小さいうちから勉強するなんて大変そう」と感じる人もいるようです。
そんなに差はない
「うちの学区は幼稚園も多いので、小学校に上がるとホイ卒と幼卒が半々になる。だからといって、幼卒が特別優れているわけでもないし、ホイ卒が劣っているようにも思えない。実際に学年1位の成績の子はホイ卒だったし、そんなに気にすることかな?」(20歳/女性/フリーター)
保育園や幼稚園の数は地域によってバラバラで、幼卒とホイ卒の割合もさまざまです。幼卒とホイ卒の割合が半々の地域で育った人にとっては、「なにがそんなに違うの?」と感じてしまうくらい上も下もないというのが本音のようです。
確かに小学校入学時点での勉強に関するスタートラインは多少違いますが、それは入学後の努力で簡単に取り返せるレベル。あまり気にしすぎるのは良くないのかもしれませんね。
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