痛いだけじゃない!?スパンキングの魅力とは
けれど、好む人がいるということは何らかの理由があるはず。そこで、スパンキングの魅力は何かを掘り下げます。
痛みが快感に変わるから
かつての欧米では日常的に馬を乗り回していたり、現在でもロデオなどの競技もあることから、お尻を叩くという行動がおなじみなのでしょう。それが転嫁して、セックス時に主に男性が女性のお尻を叩くことで性的興奮を高める、いわゆる前戯の行為となって定着しています。
男性の場合、パートナーに痛みを与える、叩くという行動が、セックスにおいて倒錯的な快感を呼び起こすことがしばしばです。女性も本来は痛みを感じるはずなのですが、脳は興奮状態に陥ると、痛みと快感を混同してしまいます。その結果、痛みが快感に変わるわけです。
ぴしっと叩いた瞬間!膣の締まりがよくなる
スパンキングを行うのは、男性から女性へというパターンがほとんど。Mっ気のある男性が女王様に扮したボンデージ姿の女性に鞭で叩かれて、性的興奮に悶える姿はおなじみですが、これはかなりマニアックです。
男女共に、身体のどこかを叩かれたら、瞬間的に力が入りますよね。セックス時に男性が女性のお尻をぴしっと叩くと、瞬間的に膣の締まりがよくなります。これは、骨盤底筋と呼ばれる骨盤を支える筋肉が、お尻から膣にまですべてつながっているから。
つまり、お尻を叩かれた痛みでお尻の筋肉が緊張すると、膣も一緒になってきゅっと締まるというわけです。欧米には、この快感に病みつきになる男性が多いのでしょう。
男性は支配したいという欲望を満たせる
セックスの際に男性が女性のお尻を叩く行動は、男の本能ともいえる「相手を支配したい」という欲望が最大の要因となっているでしょう。
スパンキングの姿勢にはいろいろありますが、基本的に女性は無防備な状態で男性にお尻をさらけ出すことになります。その光景自体が、すでに男の支配欲を満たしていると言えますが、叩くという行為でさらに支配欲を満たせるわけです。
母親にお尻ペンペンされるのは、たいてい男の子。言っても聞かないことが多いからですが、男性にはその時の記憶が残っている傾向が強いのかも。その結果、大人になって力を持った時に、女性のお尻を叩きたいと感じるのかもしれません。
女性は支配されたい願望を満たしている
男性とは逆で、親からお尻ペンペンされたという経験を持つ女性は少ないでしょう。あるとしたら、よほど男勝りでわんぱくな女の子だったと考えられます。
子供時代にペンペンされなかったことが遠因になって、大人になってセックスをしたときに、パートナーからのスパンキングに快感を覚えるケースも。特に、強い男性に支配され、思い通りにしてほしいという妄想が強い女性ほど、快感につながりやすくなると言われています。
男性は支配したがり、女性は支配されたがる。セックスにおける男女の心理はしばしば違うものの、同じ行為からそれぞれが求める願望を満たしているという点で、興味深い行為と言えるでしょう。
叩くことで振動が性器に伝わる
女性はスパンキングをされるとき、男性の動きが見えません。そのため、初めてスパンキングをされた時は、ほとんどの女性がびっくりするでしょう。そのびっくりした瞬間に膣がきゅっと締まるので、男性は挿入時にスパンキングをしたがるのです。
また、女性がスパンキングされることに慣れてきたら、膣の締まりをよくする以外の目的でも行われます。お尻は性器に近い部分なので、スパンキングで生じた振動が性器に伝わることでも快感を得られるからです。
男性が自らの気持ちよさを求めるためにしている印象が強いですが、実は女性の快感も高まるのです。より刺激的な快感を得たいという、男女の欲望を満たす方法でもあります。
聴覚を刺激!音に興奮する
ハードなスパンキングで用いる鞭は、かなり上級者向けです。ひゅっという唸りと共にお尻に振り下ろされた時の音は、おそらくさまざまな道具を用いる中では、もっとも大きくて刺激的でしょう。
とはいえ、パートナーとのセックスで相手を支配したい、あるいは支配されたいと考えたとしても、いきなり鞭という最大級の方法を選択する人はまずいないはず。たいていは、平手でぴしゃぴしゃ叩く程度からでしょう。
ただし、たとえ平手でも、ほとんどの人は日常生活で誰かを叩くなんてことはありません。パートナーとのセックスの時だけはそれができるとあって、音による興奮は非常に大きいもの。支配されたい女性にとっても、音はわかりやすい刺激になります。
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