拘束プレイに関する専門家の意見やアドバイス
SMはルールを守ろう
「その時々の気分や状況に応じて、表現を変えたり、遊び心を混ぜたりするのは、マンネリを防ぐためにも大事な要素。しかし、お互いが楽しめて気持ちよくなれるという、大前提のルールを見失ってはいけません。」
これは『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋 美玄)の中の一節です。
拘束プレイを本格的に行うということは、要はSMプレイをするということですよね。しかしSMプレイには色々とリスクがあります。著者はそれについて、このように指摘しています。
「例えば、女性の乳首を愛撫するのに氷を使う、筆のようなもので全身をなぞってみる、といった身近な道具を使った遊びであれば、比較的、抵抗が少な いでしょう。リスクも少なく、安心してパートナー に身を任せることができます。
目隠しをする、手足を軽く拘束する、いわゆるソフトSMと呼ば れるものについては、どうでしょうか?
身体の自由を奪われるため、信頼関係が築けていないと、される側の不安は拭えませんし、そうした精神状態でのセックスが、楽しいものになるとは思えません。」
拘束プレイなどのSMプレイに必要なのは、信頼関係です。ずっと一緒に過ごしてきたパートナーと行うからこそ、安心して身を委ねられるのだと言えます。
また、しっかり知識を身につけなければ、身体に傷をつけてしまう場合もあります。事前に勉強してからはじめましょう。
何より大切なのは「思いやり」です。拘束する相手は大切な人のはずなので、細心の注意を払ってプレイを楽しんでくださいね。
手を使って軽く拘束するのもアリ
『「もっと愛される」30代からのモテSEX』(川上 ゆう)には、以下のような内容が書かれています。
「また、正常位を盛り上げるのが、挿入しながらの愛撫です。見つめ合ってキス。男性が胸を揉む&舐める。
少し”犯られちゃった感"を男性に求めるなら、 手首をホールド(握る、または拘束)してもらいましょう。」
正常位の最中に女性の頭上で腕を拘束するのは、男性の憧れではないでしょうか。拘束具などを使用しなくても比較的簡単に行えるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
なりきることが大切
『すごくいい!大人のセックス』(桜木ピロコ)には、拘束プレイなどのSMにおいて必要な心がまえが書かれています。
「先ほどもお話ししましたが、SMで重要なのは『なりきること』です。
拘束は専門的なカタチでなくても、専用の麻縄や綿ロープなどを使わなくてもいいと思います。 本当に拘束するのはカラダではなく、心なのです。
あなたが彼女をうまく支配し『ねえ、どんなに気持ちよくてもこの手を放したらダメだよ』そういって、彼女の頭の上で両手を組ませる。これだけで緊縛は成り立ちます。
浴衣の帯、タオル、ネクタイ、量販店やネットで購入可能の『ふわふわ手錠』、そういったもので、簡単に手を縛ったりしてあげましょう。
大切なのは、思い込みと雰囲気です。彼女に『私はこの人に拘束されている』そう思わせることこそが緊縛なのです。」
拘束プレイという名前があるため、事前準備などに身構えてしまう人がいるかもしれませんが、実際はそレほど意気込まなくても、そして本格的にしなくても気軽に行えるプレイなのです。
家にあるようなもので簡単に拘束できるため、お互いに興味があるならいますぐにでも始められるでしょう。
また、著者は拘束具の注意点についてこう述べています。
「なお、ビニール紐などは、カラダに食い込み、痛いばかりか痕も残りやすく危険です。絶対に使用しないで下さい。ガムテープも肌の弱い女のコはかぶれてしまいます。避けるようにしましょう。」
安全を第一に考えながら楽しんでくださいね。
<参考文献>
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋 美玄)
『「もっと愛される」30代からのモテSEX』(川上 ゆう)
『すごくいい!大人のセックス』(桜木ピロコ)
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