執着心が強いことのデメリットには何があるのか
視野が狭くなってしまう
執着するには対象が必要です。執着心が強いと、物であれ人であれ、ターゲットに対して意識が集中しがち。結果として視野が狭くなってしまいます。
たとえば、特定の物にこだわって集めると、コレクションやアーカイブとしての価値が生まれます。けれど、度が過ぎれば執着になるおそれもあります。その線引きはむずかしいですが、「これ以外は何もいらない」となれば、それは強い執着心と言えるでしょう。
視野が狭くなるという意味では、物より人のほうがより顕著です。特定の人に強く執着すると付き合いが限定され、交友範囲が狭まります。その結果、幅広く人と付き合うことで得られる広い視野を持てない、というデメリットが生じます。
感情や行動をコントロールできない
すぐに怒る、嫌がらせをするなどの行動は、過去の出来事を水に流せず、いつまでも執着しているからに他なりません。職場や学校などでは協調性が求められるので、感情はもちろん、行動をコントロールできないのはかなりのデメリットです。
怒ったり嫌がらせをしたりするのは、「自分は悪くない」という考えがあるから。そのため、周囲からは「あの人はいつも自分が正しいと考えているからイヤ」と思われてしまいがちです。
感情と行動をコントロールできないと、常識をわきまえない人と捉えられるのも大きなデメリット。仕事や社会生活にかなりの支障をきたすかもしれません。
周りからの理解が得られない
他者と人間関係を築くとき、「あの人はきっとこういう人だろう」と相手の人物像を推測し、現実と照らし合わせてその人物像を修正し、それを繰り返して相手のことを詳しく知っていきます。
執着が強い人も相手のことをよく考えますが、度が過ぎていて、勝手な思い込みになってしまうことがほとんど。相手を正しく理解できないだけでなく、勝手に自分で「こういう人」と人物像を作りあげ、意味もなく毛嫌いすることがよくあります。
度が過ぎた思い込みは、「本当はそんなことないのに勝手に思い込んで、なにを考えてるのかよくわからない人だ」と思われる原因に。周囲から理解が得られないのは、かなりのデメリットでしょう。
周りから距離を置かれてしまう
感情的ですぐに怒り、嫌がらせなどの行動を取れば、相手から不愉快に思われて、距離を置かれても仕方ありません。
それに加えて、勝手に思い込んで「あなたはこういう人なんでしょ」と毛嫌いしたら、周囲から「あの人とは関わりたくない」と思われるのは当然でしょう。
こうなると、いざという時に協力が得られないだけでなく、四面楚歌に陥る可能性が大。職場の人間関係は誰にとっても悩みの種ですから、わざわざ執着心が強い人と付き合いたがる人はいませんよね。
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