依存心が強い人への上手な接し方
正解がないとはいえ、努めて客観的に、冷静に接していくことが基本です。どんな接し方が妥当なのか、具体例をみていきましょう。
干渉しすぎないようにする
依存心が強い人に構おうとすればするほど、依存心を煽ることになってしまいます。たとえ親切のつもりでも、「何か出来ることはない?」「困ってることある?」などと過度に干渉するのは控えましょう。依存心が強い人にとっては、その干渉がとても強い誘惑になってしまいます。
誰かが助けてくれると思うと、決まって「何を助けてもらおうか」と考えます。「自分でどうにかしなくては」という考えが薄いので、干渉されたらますます自立心が阻害されてしまうでしょう。「やってみなよ」「応援してるよ」と一歩引いた場所から応援してあげるといいようです。
自分で考えさせる
応援してあげると同時に、自分で考えさせるように仕向けてみましょう。依存心が強い人は、誰かが考えてくれることを待っています。「一緒に考えてみよう」もいいですが、「この件はあなたが考えてみて」と担当分けしてみるのもいいですね。
依存心が強い人はプレッシャーに弱いので、必要以上に圧をかけるのもやめましょう。「期待してるよ」など、背中を押すような発言はプレッシャーになります。一度考えさせるように仕向けたら、あとは素知らぬふりをして、助言したり構おうとするのはやめた方がいいでしょう。
褒めて自己肯定感を持たせる
自分に自信を持てず、自分を認めてあげることが出来ない人こそ、依存心が強くなっていきます。そこで、どんなに小さなことでも褒めて、自己肯定感を持たせるお手伝いをしてみましょう。「自分には無理だから、誰かに頼もう」という考えから、「自分でやってみよう」という考えに転換させるのです。
誰かに頼ることが当たり前になっている場合、褒められてもすぐには真に受けないでしょう。しかし、長所と思う部分をどんどん褒めて、その人らしさを認めてあげれば、次第に自信がつくはずです。大袈裟な褒め方でなくても大丈夫。些細な一言の方が、自然体で響きやすかったりもしますよ。
依存心を和らげ安心感を与える
「ミスしたらどうしよう」「嫌われたらどうしよう」といろいろな不安を抱えている人は、他人に合わせていれば問題ないだろうと、自発的でいることをやめてしまいます。それが依存心を強めることになるので、安心感を与えてあげるといいでしょう。「そんなに考え込まないで大丈夫」など、気持ちを軽くするような言葉がいいですね。
依存心が強く、さらにネガティブな性格の人は、ストレスを抱えているケースが多いです。ストレスが大きいと不安定な気持ちが大きくなりますが、安心感を覚えればストレスも和らぎます。相乗効果で、「自分のことは自分でしなきゃ」という意識も持ちやすくなるでしょう。
周りをよく見るよう促す
依存心が強い人は、視野が広いようで狭いもの。いろんな人を観察しているわりに、偏った見方をしている人が多いでしょう。そして、依存心はたいてい特定の人にだけ向けているので、本当の意味で視野を広げるよう促してあげましょう。
どうやって視野を広げてあげればいいのか分からないという人は、多数の可能性を示してあげるだけでいいのです。「パソコン使えないから、代わりにレポートやって」と言われたら、「パソコンができればチャットもネットも出来ちゃうよ、一緒にやってみようよ」と、とにかく視野も可能性も広げさせて、自発的な行動を促してみましょう。
距離を置く
依存心が強い人と一緒にいて、「人に任せてばかりで自分では何もしない」「こちらの都合も考えて欲しい」と大きなストレスを感じているなら、一旦お互いの距離を置くことも必要です。依存心が強い人に四六時中付き合ってあげる義理はありませんし、逆に距離を置くことがいい薬になる場合も。
依存心が強い人も、当たり前のように頼っていた人がいきなりいなくなることで動揺するでしょう。それをきっかけに、自立心を育てるのか、また別の人に依存心を向けるのかはその人次第。距離を置いた場所から様子を見て、今後の付き合いを考えていけばいいのです。
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