依存心が強くなってしまった原因
原因を知っておくことで、改善にも対処にも繋がっていくはず。「不安定になるだけで、依存心が強くなる?」と疑問を抱く人は、具体的にどんな原因があるのか知っておきましょう。
自己肯定する機会が少なかった
これまでの人生で成功して大きな満足感を得た経験が少ないと、そのことが依存心を強める原因にもなります。努力をしてみたけど実らなかった人は、「頑張ってもムダ」と諦め、誰かの行動に従っていればいいという考えになるのです。
自分の力で達成した満足感や充実感は、自己肯定に繋がり、自分の意思で切り拓こうという意欲を養います。しかし、その満足感や達成感の気持ちよさを知らなければ、意欲的な気持ちを持つことはなかなかできないでしょう。自己肯定感がないままだと、どんどん消極的になり、一人では何も出来なくなることも。
親が過保護すぎる
親に大切にされることはとても大切なことですが、親がなんでもかんでもやってあげると、子供の自我を潰してしまいます。子供のころから、親が考え親がレールを敷いてくれたという人は、「誰かがやってくれて当然」と思うでしょう。そうまで思わなくても、お膳立てはしてくれると考えてしまいます。
親が過保護で特別扱いしてくれたので、自分でも「自分は特別」と思っている場合もあります。そういった人は、自分の中に依存心があるとは気付きにくく、他人よりも上の立場にいると勘違いしてしまうのです。結果的に過保護にされた生活から抜け出せず、一人ではなにも出来なくなります。
わがままが許され依存心が当たり前になる
親の過保護とは別に、わがままが許されてきた人は、依存心が当たり前になる傾向があります。わがままを許容されるということは、他人が認めるスペックを備えていたからでしょう。周りが一目置いているため、わがままを許してしまいがちになるのです。
それが当たり前になってしまうと、何でも自分の思い通りになるという考えになるでしょう。そして、自分で努力をしなくてもいいんだと解釈するようになります。何に対しても意欲的なのに、実質的なことは他人任せになるので、他人の力に依存していると言えます。
愛情に飢えている
愛情を知らないで育つと、「愛されたい、必要とされたい」という気持ちは強くなります。愛されたい願望を持っていると、自己主張を抑えて、とにかく相手に気に入られようと考えるでしょう。そして、相手の好みを把握して、率先して相手色に染まろうとするのです。
依存心が強い人は、単に自分の安定のために他人に頼るばかりではありません。他人を頼る事で、自分の意思は抑えてしまいがちになるのです。このような人は、友達でも家族でも恋人でも、相手が満足する姿を見て、「自分は愛されている」という安心感を得ることが出来るのです。
いじめなどで疎外されていた
本当の愛情を知らない以外に、疎外感や孤独感を抱いてきた人も、依存心が強くなりがちです。それが、いじめなどの悪意あるものであれば、余計に大きなトラウマとして残ります。「ひとりぼっちになりたくない」という気持ちには、寂しさだけではなく恐怖心も含まれているのです。
愛情を求めるタイプは好かれようと必死になりますが、疎外感を感じたくないタイプは、嫌われたくない気持ちが強くあります。嫌われて孤立する苦しみをよく知っているからです。そのため、相手を怒らせたくない気持ちと比例して、依存心も強まるようです。
比較されながら生きてきた
誰かと比較されながら生きてきた人は、そのことに不満を持ち、「誰にも負けたくない」という気持ちも強く持っています。どこにいっても誰かと比べられているような気がするので、自分自身でも常に他人と自分を比べる癖がついてしまっているのでしょう。
競争相手に打ち勝つために自分磨きをする人もいますが、依存心を持つ傾向にある人はそうではありません。自分らしさで勝負するのではなく、相手の真似をしたり、評価する人の好みにばかり意識を向けます。どんな風にすれば勝てるか、他人が決めているようなものなのです。
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