「裏ピース」の意味とは？海外でNGな理由やハンドサインの種類 (6/7)

裏ピース以外にも！ハンドサインの種類【その２】

「その１」では、日本人が日常でよく使うハンドサインがたくさんありましたね。ハンドサインは、他にもたくさんあります。日本人がうっかりしてしまいそうなものをピックアップしましたので、一緒に確認していきましょう。

ストップ

相手にストップしてほしい場合、どのようなハンドサインをしますか？ほとんどの人が「片手か両手の手のひらを前に向ける」と答えるでしょう。

しかし、ギリシャではどうでしょうか。昔、手錠をかけられた犯罪者が顔に泥を塗っていたことから、ギリシャでは悪い意味で使われるハンドサインとして有名なのです。

相手を制止したいときに使える便利なハンドサインですが、ギリシャでは相手を不愉快にさせ怒らせてしまう可能性があると言えるでしょう。

オッケー

人気モデルのローラさんのトレードマークでもあるように、日本では、人差し指と親指で輪を作る「オッケー」のハンドサインはとても良い意味を持つことは言うまでもありません。

しかし、フランス周辺の地域では「役立たず」、ブラジルでは「危険な目に遭わせるぞ」という、とても悪い意味を表現します。

相手を侮辱したり、威嚇したりするハンドサインであることを知っている日本人はとても少ないと言えるでしょう。

コルナ

人気プロレスラーの武藤敬司さんをご存知でしょうか。名前を聞いたことがなくても、コルナのポーズ（手のひらをグーの形にして、そこから人差し指と小指だけを真上に立てるポーズ）が決めポーズのプロレスラーと言われれば分かる人もいるはずです。

日本や欧米では「場を盛り上がらせよう！」とする意味合いで使われることが多く、悪い意味としては使われません。

しかし、地中海地域では「悪魔崇拝」「弱い子ヤギ」を意味し、相手を侮辱するハンドサインとして使われています。

影絵のキツネのようなハンドサインであり、日本人からすると抵抗がないのが本音ですが、相手を傷つける可能性があるということを理解しておきたいですね。

手招き

「相手に近くに来てほしい時、どのようなハンドサインを使いますか？」と言われると、手招きすることを思い浮かべる人も多いでしょう。目上の人にこのハンドサインはあまり使いませんが、子供や友人には「早くこっちおいで！」と呼び寄せる際に使いますね。

手招きのサインそのものには悪い意味はないのですが、問題は「招き方」にあります。

日本人は手のひらを下に向けて手招きしますね。しかし、海外では、手のひらを下に向けて手招きするのは「こっちに来るな！」「あっちに行け！」の意味を表してしまうのです。

海外で手招きする場合は「手のひらを上にする」ということを忘れないようにしてくださいね。