優しすぎる人の心理とは?
人に嫌われたくない
ほとんどの優しすぎる人が持っている心理が「嫌われることに対する恐怖」です。積極的に「人には優しくしたい」と考えているのではなく、嫌われるのが怖いからしぶしぶやっています。
もちろん、すべての優しさが「しぶしぶ」ではありません。本心から相手に手を貸したいと思うこともあるでしょう。しかし、優しすぎる人は多かれ少なかれ嫌われることへの恐怖を感じています。
こういう人は、周囲に冷たくされて育った人も多いです。「本性を出したら嫌われて当然」と思っているから、それを優しすぎる性格で必死に隠そうとしているわけですね。
自信がない
嫌われるのを恐れることと関係しますが、優しすぎる人は自信がありません。「優しくすれば好かれる」というより「優しくない私には存在価値がない」と考えています。
そのため、馬鹿にされるのを恐れるのも優しくしている理由の1つですね。もともと自信がない人は、誰かに馬鹿にされると心がすぐに折れてしまいます。そんな機会を最小限に抑えるために優しい人を演じるのです。
言い方を変えれば、周囲の人を基本的に敵とみなしているということ。敵に味方することで、攻撃を予防し自分の安全を確保できると考えて、優しく振る舞っています。
人に迷惑をかけたくない
人に迷惑をかけるな、とはよく言われることですよね。これをしっかりといいつけられて育った人も、人に対して優しすぎる態度をとるようになります。
確かに、意味もなく人に迷惑をかけてはいけません。とはいえ、それも程度の問題です。ある程度の迷惑は避けられないのですから、受け入れるしかありません。そもそも、自分だって誰かに迷惑をかけられているのですから、自分が誰かに迷惑をかけるのも許されるはず。
ところが、優しすぎる人はそういう柔軟な発想ができません。「自分が人に迷惑をかけるのはNG」「誰かが私に迷惑をかけるのはOK」と考えています。
優位に立ちたい
優しい人と優しくない人では、どちらが人間として優れているでしょうか?本当は上も下もないのかもしれませんが、多くの人は優しい人のほうが優れていると感じるはずです。「優しい」と「優れる」は漢字も同じですしね。
そのため、優しすぎる人は周囲の人より優れていたいと考えていることもあります。たとえば、先ほどの迷惑をかけるかけないの話でいえば、「私は人に迷惑をかけないが、皆は私に迷惑をかける。だから皆は私より劣っている」と無意識に考えています。
これも根底には「自信のなさ」があります。自分はダメな人間だという強い確信があるため、周囲より優位に立ってようやく一人前の自信を保てるのです。
優しくするのが当たり前
「周りの人に優しくしましょう」というのは、多くの人が親や先生から言われたことではないでしょうか。これがしっかり根付いていると、優しくするのが当たり前という価値観が育ちます。その結果、優しすぎる人間が育つのです。
しかし、求められるがままに優しくしていたのではきりがありません。正しい教えであっても、行動に移すには限度をよく考えなければなりませんね。
一方、「私は優しくされて育ったから、私も周囲に優しくするのが当たり前」と考えるタイプの優しい人もいます。こういう人は「異様に優しすぎる人」にはなりません。なぜなら、そういう人は自分には価値があると思っているため、自分を犠牲にすることがないからです。
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