「距離を置く」と「別れる」の違い
距離を置くのはまだ迷っている状態
別れるということは、すでに恋人と別れる意志が固まっているということ。だからこそ、恋人に「別れてほしい」と直接告げることができるのでしょう。一方、距離を置くというのは、恋人と別れた方が良いのか、それともお付き合いを続けるべきか、まだ迷っている状態であると言えます。
ですので、自分の気持ちが分からなくなっても、まだ別れの意志が固まっていない時は、あえて「距離を置く」と言って、恋人との関わりを一時的に断とうとするのでしょう。
ですから、距離を置いている状況であれば、あなたの努力次第で別れを回避することは可能なのです。逆に、「もう別れたい」と告げられている状況だと、いくら努力しても相手に別れを考え直してもらうのは難しいかもしれません。
離れる期間の違い
「距離を置く」と「別れる」というのは、離れる期間にも大きな違いがあります。距離を置くというのは、あくまでも恋人と一時的に距離を置くという意味ですので、その期間が終われば以前のように、連絡をやり取りするようになったり、2人でデートできるようになります。
その反面、別れるということは、復縁でもしない限り、「デートができない」「連絡もやり取りしない」という赤の他人と同じような関係が半永久的に続くことになります。
2人の関係性が変わる
距離を置くということは、交際を解消したわけではなく、あくまでも一時的に関わりを断っている状況に過ぎません。ですから、距離を置く前と後ではカップルという関係に変わりはないのです。しかし、別れてしまった場合は、もうカップルという関係ではなくなるので、今までと同じように接することはできません。
セックスやキスなどのスキンシップもできなくなりますし、2人でどこかに出かけたり、普段から連絡をやり取りすることもできなくなるでしょう。
また、恋人が別の人と交際を始めても、あなたは恋人に口出しできる立場にはありません。ですから、「距離を置く」と「別れる」は似ているようで全くの別物なのです。
交際を続ける意志があるか
距離を置くという結論に至った場合、距離を置くことになった理由が必ずあるはずです。例えば、「最近ケンカしてばかりだから」「お互いの都合が合わないから」「仕事に集中したいから」など…。
中には、「相手に不満がある」「相手の〇〇なところが嫌」ということで、相手に自分の悪いところを見つけて改善してもらいたいという目的で、距離を置くという選択をする人もいます。
これは、恋人と交際を続ける意志があるからこその選択だと言えますよね。これから先のことを考えれば、お互いに悪いところを改善して、お互いに人間として成長していくのが一番です。
ですが、相手とこれ以上一緒にいることはできないと思った時は、距離を置くことなく、すぐに別れを決断することになるでしょう。つまり、今後も交際を続ける意志があるか、それともないのかによって、この違いが生じるというわけです。
恋人への気持ちが冷めているかどうか
距離を置いたからと言って、恋人への気持ちが冷めているとは限りません。「仕事や勉強に集中したい」「疲れやストレスが溜まっている」など、恋人に恋愛感情を抱いている状態でも距離を置きたくなる時はいくらでもあります。
また、恋人に対して不満があっても、それ以上に「好き」という気持ちがあれば、これからも交際を続けていきたいと思うので、いきなり別れるという選択はしないでしょう。
しかし、別れたいということは、既に恋人への気持ちが冷めている状態か、「好き」という気持ちは残っていても、それ以上に恋人に対する不満が大きくなっている可能性が高いです。だからこそ、関係の改善を図って交際を続けていこうと思えず、距離を置く前に別れを決断してしまうのでしょう。
気軽に会える関係かどうか
一旦距離を置くという決断に至っても、いずれは以前と同じように会う機会が訪れることになるでしょう。また、交際を解消したわけではないので、どちらか一方が会いたいと思えば、気軽に会うこともできます。
しかし、一旦別れるという決断を下してしまえば、カップルという関係性ではなくなるので、そう簡単に会うことができなくなってしまいます。どちらか一方に未練が残っていて会いたいと思っても、もう一方は「もう付き合っていないから」と言って簡単に拒否することもできます。
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