そもそも「不義理」とは?
不義理の意味
1つ目は「義理を欠くこと」です。「義理」には「物事の正しい道筋」や「対人関係や社会関係で守るべき道理」という意味がありますが、これを「不」で打ち消しているので、物事の正しい道筋を守らないことや、対人関係において道理を守らないことが「不義理」だと言えます。
2つ目は「金を借りて返さないでいること」です。確かにお金を借りて返さないことは「物事の正しい道筋」から外れていますよね。お金が関係する事柄は信頼をなくす要因になりやすいですから、注意したいところです。
不義理の類語
代表的な類語としては、「不公正 」「 不義 」「不誠意」「不正直 」「横着」「恩知らず 」などが挙げられます。いずれの単語も、物事の正しい道筋からは外れています。類語を見てみたら、不義理という言葉の意味がよりイメージしやすくなったのではないでしょうか。
不義理の使い方と例文
では、「不義理」を使ったよくある言い回しと、例文を見ていきましょう。
(1)不義理を働く
例文:会社の先輩から気に入られ可愛がってもらっていたが、やむを得ず会社を辞めるという不義理を働いてしまった。
これは、本人に悪意があったわけでなく、意思に反して仕方なく恩のある人に不義理をしてしまった、という内容の例文です。社会で暮らしていると、結果的に不義理を働いてしまうこともあるものです。この記事の後半では、このように不義理を働いてしまった場合の対処法も紹介しています。
(2)不義理を重ねる
例文:あちこちに不義理を重ねた結果、会社が倒産してしまった。
ここで使われている「不義理」は、お金の問題、つまり借金のことです。借金を重ね、その返済ができなかった(不義理をした)結果、会社が倒産したという使い方です。
(3)不義理な人
例文:あの人は不義理な人だから、ものを貸すのはやめよう。
これは、自分との付き合いの中で誠実な対応をしてくれなかった相手に「不義理な人」の烙印を押している内容です。「あの人に何かを貸したら返ってこない」と思われるのは悲しいことですが、自分の日頃の行いが招いたことなので仕方がないかもしれません。
(4)不義理をする
例文:上司に助けてもらったのにズルをして、そのうえ上司を悪く言うとは、よくそんな不義理ができるものだ。
これは、上司の助けに対して「恩を仇(あだ)で返す」という不義理をした、という内容です。人からの親切を、親切で返すどころか迷惑で返すのは、不義理という言葉に当てはまる行為と言えるでしょう。
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