「人生に疲れた」と感じる人が続出?その理由とは
現に、他の先進国と比べても日本では若年層の自殺率が高いのです。これからいくらでも幸せな未来を切り開くことができたはずなのに、悲観して人生を諦めてしまうのはとても悲しいことですよね。
そもそも、どうして「人生に疲れた」と感じるのでしょうか?その理由がわかれば、あらかじめ予防や対処もできるはず。そこでここからは、「人生に疲れた」と感じる主な理由についてチェックしていきましょう!
仕事が忙しい
「ブラック企業」という言葉が一般的になってしまったほど、日本の労働環境は決してよいとは言えませんよね。現に、日本語の「過労死」が『オックスフォード英語辞典』のオンライン版に登録されているほど、日本の過酷な労働環境は世界的にも有名なのです。
人員削減のために一人の社員にのしかかる仕事の負担が大きく、朝から晩まで休みなく働いているのに、毎日残業を余儀なくされているという人も多いのでは?本来、仕事は幸せな人生を生きるための手段に過ぎないもの。
ですが、いつの間にか目的と手段が逆転し、仕事をするためだけに生きて、仕事以外のものを全て犠牲にしてしまっている人も…。そうなると人生に疲れを感じるのも当然ですよね。
理想と現実のギャップ
特に若い世代に多いパターンですが、思い描いていた理想と現実とのギャップに適応することができず、「人生に疲れた」と心が病んでしまうことも…。
ほとんどの場合、過剰な夢を抱いた状態で新しい環境に飛び込んだことが原因です。現状に不満を感じている人ほど、新しい肩書を得て新しい環境に飛び込めば、すべてが好転すると思い込んでしまいがち。
ですが、現実はそうたやすいものではありません。うまくいかないことも多いのです。自分に都合のいい夢や理想を抱いたまま、そこから抜け出すことができなければ、ちょっとしたことでも「人生に疲れた」と打ちのめされてしまうでしょう。
信頼できるパートナーがいない
よく「孤独は死に至る病」だと言いますよね。日本では良くも悪くも「おひとり様」文化がすっかり定着していますが、欧米では「カップル文化」が定着しているため、パートナーがおらず孤独であることは日本よりもはるかに問題視されています。
ですが、ともすれば日本人は孤独であることに無頓着。家族とは疎遠で友達も恋人もおらず、たまの休日も常にひとりで過ごしている人も意外と多いはず。
ひとりの気楽さに満足しているつもりでも、心のどこかでは孤独を感じ、人生に生きる意味を見いだせなくなってしまうことも少なくありません。
喜びや悲しみを分かち合えるパートナーがいないことは、人生に疲れたと感じる原因になり得るのです。
金銭的に苦しい
非正規雇用が一般的になったことで低収入の若年層が年々増え、金銭的に苦しい思いをしている人の割合が高くなっていると言われています。
働き盛りの20代や30代で毎日クタクタに疲れるまで仕事しているのに、手取りが20万円に満たないというケースも…。実家暮らしならばまだしも、都心で一人暮らしだと生活もままなりませんよね。
また、度重なる増税にもかかわらず給与が上がらず、生活苦に陥っている人も多いのです。お金がないと、心に余裕がなくなり視野も狭くなるもの。「もうこのままでは生きていけない」と悲観的になり、人生に疲れきってしまうでしょう。
出典:
厚生労働省『若年層の自殺をめぐる状況』
https://www.mhlw.go.jp/content/r1h-2-3.pdf
cosmopolitan『生きがい、過労死…!海外に輸出された日本語集』
https://www.cosmopolitan.com/jp/trends/society/g32234445/japanese-words-known-in-overseas/?slide=11
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