ドM男の「取扱説明書」はこれ！ドM男の特徴と落とし方テクを解説

そもそも草食系男子が増えた理由は？

本文でご紹介したように、草食系男子をはじめとする優しく受け身な男性が増えているといわれています。昔と比べて増えたことには何か理由があるのでしょうか？『面白いほどよくわかる! 「男」がわかる心理学』（齊藤 勇）には、以下のような記述があります。

「現在は、女性も男性と同等に活躍しています。男性より地位や立場が上になる女性も少なくありません。昔と違って、仕事も遊びも男顔負けで楽しむ女性も増えてきました。男性にとっては、職場で自分より上の立場が女性であることにストレスを覚え、自分よりも人生を謳歌している女性に引け目を感じる人もいることでしょう。こうして男性の女性に対する劣等感から弱い男性が数多く誕生していると考えられています。

また、女性が社会進出し、男性と同じ立場に立ってみると、今までに抱いていた『男は強くてたくましい』という男性観が崩壊し、強い男性と弱い男性をはっきり分けてしまったということも考えられます。」

草食系男子などが増えたとされる理由には、女性の社会進出が影響しているとのこと。女性に劣等感を抱く男性が増えたこと、そして従来の男性観が崩れてしまったことが挙げられるということですね。

M気質を正直に言えない男性も多い？

どMを公言する男性がいる一方で、男性は強くあるべきとして、自分の中のMな気質から目を背けている男性もいるでしょう。『ヒアリングセックス』（長谷川 瞳）では、そんな男性に対して次のようにアドバイスしています。

「『SかMかでいえばどっち？』と聞かれたら、あなたはどう答えますか？飲み会などでは定番の話題かもしれませんよね。今日もどこかの合コン現場で、 きっと同じ質問がされていることでしょう。そして、『俺、超ドSだから』なんて、したり顔で答える男性もたくさんいるはずです。でも、本当にそうなのでしょうか？『男はSのほうが格好いい』『Mは恥ずかしい』という妙な思い込みからそう発言し、『S』という仮面を着けることで自分を守っているだけではないですか？（中略）

セックスに関するコミュニケーションを取るうえで、正直であること、素直であることは本当に大切なこと。『俺ってもしかしたらMなのかな？』と感じるのならば、パートナーに素直にそう伝えたほうがセックスをもっと楽しめるようになりますよ。それも、『俺はMだ』と言うのではなく、『自分でははっきりわからないけど、Mかもしれない』と正直に伝えるべきです。」

本当はMの願望があるのに、無理をしてSっぽく振舞っている男性もいるということですね。もちろん、完璧にS気質・M気質などと分けられない人も多いでしょう。どちらにせよ、恥ずかしいという思い込みから無理をしても、セックスは楽しめないということですね。

安易にSMプレイに踏み込むのは危険

性格がどＭなだけでなく、なかにはセックスも激しいSMプレイを求める男性もいるでしょう。しかし、彼氏に頼まれたからといって安易にその世界に足を踏み込むのは危険です。『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋 美玄）では、「危険がつきもののプレイには、 責任をとれる人だけ臨んでください。」として、SMやアナルセックスなどのアブノーマルなプレイを望む男性に対して、次のようにアドバイスしています。

「コミュニケーションのためのセックスと、快楽を追求する”プレイ”は、そもそも別モノ。どちらが上でも下でもありません。いずれにしろ、ふたりで行うものなので、彼女も本当にそのプレイを一緒に楽しみたいのかどうかを確認し、合意を得てください。うやむやにしたまま引きずり込むのはいけません。プレイは、ときに危険を伴います。あなたが正しい知識を持っていないなら、うかつに手を出さないほうが身のためです。

肛門周辺は性感帯ですが、そこに挿入するとなると、話は別。直腸が傷つく可能性が高く、そうなるとさまざまな病気の原因となります。肛門周辺を指×ローションで愛撫するだけでも十分気持ちいいので、そこまでに留めておきましょう。それ以上を求めるなら、しっかり勉強してください。危険な作業をふたりで行うのですから、確固たる信頼を築いておくのも忘れないように！身体の自由を奪うSMプレイにも、これが当てはまります。信頼、安全、知識――この3点をクリアしてからでないと、アブノーマルプレイをする資格はありませんよ。」

SMプレイを含むアブノーマルなプレイには、信頼や知識、安全の確保などが必要とのこと。彼氏に頼まれたとしても、中途半端な気持ちで危険な行為に手を出さないように気を付けてくださいね。


＜参考文献＞
『面白いほどよくわかる! 「男」がわかる心理学』（齊藤 勇）
『ヒアリングセックス』（長谷川 瞳）
『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋 美玄）