夫が拒否してセックスレスに…その原因＆理由から解決法まで一挙紹介！

どれくらいレスだと「セックスレス」と呼ぶ？

セックスレスとは、どのような状態のことを指すのでしょうか。『ずっとずっと愛し合いたい』（宋美玄）には、以下のような記述があります。

「今や5人に2人がセックスレスの時代です。
日本性科学会はセックスレスを『健康なカップルで、セックスの回数が月一回未満』と定義しています。

1カ月なんてあっという間です。気づくと1カ月セックスしてない、なんてことも少なくないでしょう。セックスなしでも互いにハッピーだったら何の問題もありません。年に1回のセックスでも、ふたりが満足しているなら十分です。

でも、産婦人科医として日々患者さんと接していると、実際にはデータ以上に多くの人が、セックスレスで悩んでいることに気づかされます。
悩みの大きさは人それぞれで、最近回数が減っているなとぼんやり感じる小さな悩みから、このまま一生ないなら、別の相手を見つけたいと思いつめる深刻なケースまで、いろいろです。

悩みを抱えている人に共通するのは、『したいのに、できない』というジレンマです。
人間には性欲があって、愛する人とセックスをしたいと思うのは自然なこと。美味しいものを食べたり、笑ったり、楽しむのと同じように、身近なパートナーとのセックスは、生きていくうえで大切なことです。
にもかかわらず、したい相手とできなくて、悩んでいる人がいる。

原因のひとつとして考えられるのは、性欲があるのと同じように、人間には多かれ少なかれ『飽きる』習性があるからでしょう。長く一緒に暮らしたり、結婚すれば、相手にトキメキを感じなくなり、徐々にセックスの回数が減っていくのは当然のことです。
だから、セックスレスは、どんなカップルにも起こりえます。」

セックスレスは「健康なカップルで、セックスの回数が月一回未満」と定義されていますが、たとえ頻度が低くても双方が満足しているのであれば問題ないようです。どちらか一方が「したいのにできない」というジレンマを抱くようなら、二人でよく話し合ったほうがいいかもしれません。

セックスレスに悩むなら、女性のほうから誘ってみよう

「彼が誘ってくれない」と悶々と悩むくらいなら、ときには女性のほうから誘ってみてもいいのではないでしょうか。『No.1キャバ嬢が教える男の本音を知る技術～幸せな結婚ができる女性 なぜか結婚できない女性～』（高野麗子）には、以下のような記述があります。

「傍からは、おつき合いは順調のように見えて、じつはセックスに関する悩みを持っているという女性、とても多いです。

悩みの種類もいろいろですが、まず多いのは『彼が誘ってくれないからセックスレスの状態です。でも、自分からは誘えません』というタイプ。
私は、女性から『したいの』って、言葉で伝えてもいいと思うのですが、それが言えないから悩んでいるんですよね。
マジメで奥手な女性だと、自分から誘おうとしても、うまく伝えることができなくて、彼に『何でしてくれないの!?』と、責めるような言い方になったりしてしまうのかもしれません。
どうしても自分から言いたくない、言えないという人の場合は、モノに頼ってみましょう。
ボディラインの出るピチピチの服を着たり、ヘアコロンの甘い香りをまとってみたり、わかりやすいことをまずしてみましょう。セクシーなシーンのある映画のDVDを借りてきて、彼と一緒に観るというのもアリです。
あるいは、女性用の媚薬を飲んで、自分の気分をまずそういうモードにし、やわらかくセクシーな気分にするというのもアリです。
また、性にわりと開放的な同性の友だちに相談してみたり、身近にそういう人がいなければ、ブログや本を読んでみるのもいいと思います。

自分から誘えないという人は、セックスに関して、変な秘めごととか、悪いことであると思いこみすぎている場合が多い。まず、その価値観をゆさぶらないと、動くことができなくなっているというケースもあります。
彼とのセックスがないことに不満があるのなら、女性のほうから物理的に『えいっ』と襲ってしまったっていい。
セックスには、もともと決まりなんてありません。原始時代に、男性から誘うなんて決まりはなかったハズですよね？（笑）」

「断られたらどうしよう」と自分から誘うことに躊躇する女性もいるかもしれません。しかし、一人でセックスレスに悩んでいても解決しないのであれば、自分から行動を起こすしかないでしょう。

＜参考文献＞
『ずっとずっと愛し合いたい』（宋美玄）
『No.1キャバ嬢が教える男の本音を知る技術～幸せな結婚ができる女性 なぜか結婚できない女性～』（高野麗子）