50代のセックスについて専門家の意見やアドバイス
素敵なセックスライフに必要なのは会話
先述の通り、日本では6割の夫婦がセックスレスだという調査結果もあります。特に気にせず開き直っているカップルもいますが、ほとんどは「したいけどできない」という悩みを抱えているのです。
セックスレスに悩んだ時に必要なのは、やはり会話ではないでしょうか。コミュニケーションがなければ、相手のことを理解する機会がどんどん減っていってしまいますよね。ともに年齢を重ねてきた二人であれば、言わなくてもわかることももちろんあるでしょうが、セックスとなると話は別です。
『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書―――すべての女性が「感激する」理由85』(アダム徳永)には、以下のような記述があります。
「私の元には、ブログや公式ホームページを通じて、日々さまざまな悩み相談が寄せられます。悩みの内容こそ違いますが、その多くは、『相手は何を思っていると思いますか?教えてください』という一文で終わります。
私は、そんなメールを読むたびに思うのです。私よりも、その相手に直接聞けばすぐわかることなのに、と。」
長い間セックスしていないパートナーや、セックスの相性が良くなくなったパートナーといまさらセックスについて会話をするのは、あまり気が進まないかもしれません。共に歩んできた時間が長い50代のカップルなら、なおさらでしょう。
しかし、そのままにしておいては、セックスレスの状態が続くだけです。今後の2人の関係のためにも、向き合って話し合うことが何よりも一番大切ですよ。
年齢と共に愛液は減る
50代のセックスは、若い頃のように激しいものではない代わりに、濃厚で素敵なものです。しかし、年齢を重ねるにつれて悩みも生じてしまいます。それは、愛液の減少です。
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)では、「また、年齢を重ねれば、ホルモンのバランスが変わり、ラブジュースの量も少なくなります。多い、少ないに気をとられるのではなく、彼女なりの濡れ方を把握するのがよいでしょう。」と解説されていました。
愛液の減少は主に女性の悩みではありますが、男性と一緒に解決しなければならない問題でしょう。どれだけ気持ち良くても、濡れない時は濡れないものです。50代であればそれが普通だと考えて、ローションなどのアダルトグッズに頼るのもアリでしょう。
また、一般的に40代後半から50代にかけて、女性は更年期を迎えるとされています。そういった女性の身体のしくみを男性側が理解することも、50代のセックスには必要でしょう。
50代は性欲が落ちるけれど…
『「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる 8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ』(森林原人)には、セックスレスの原因についての内容が以下のように紹介されていました。
「セックスレスの原因には、各個人の身体能力、社会的背景、男女性の違いから生まれるすれ違い、人生におけるセックスの優先順位、相手に合わせようという思いやりの有無、性欲の強さ、といったものがあります。
実際には、これらが絡み合わさってセックスレスに至るので、一概に性欲が強まればレスが解消されるというわけではありません。」
50代になると、どうしても性欲が落ちてしまうものですよね。しかしセックスの回数が少なくなる、もしくはレスになるのは、一概に加齢だけが原因ではないようです。
これまでの性生活の中で積み上がってしまった固定観念や思い込みのようなものも、ひとつの原因として考えられるのではないでしょうか。今後もパートナーとセックスを楽しんでいきたいのであれば、年齢にあったセックスの方法を見つけていくのが良いかもしれませんよ。
<参考文献>
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』(宋 美玄)
『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書―――すべての女性が「感激する」理由85』(アダム徳永)
『「人生最高のセックス」でもっと気持ちよくなる 8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ』(森林原人)
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!