回避依存症を克服する方法とは?
どのような依存症でも、治療するには、適切な治療方法、根気、時間を要します。回避依存症の場合は、過去の影響も及んでいると考えられていますし、更なる根気と時間を要するでしょう。諦めずに克服していくために、どんな克服方法があるのかを挙げていきます。
自分が回避依存症であると自覚する
回避依存症を克服するためには、回避依存症がどんな状態を指すのかを正しく理解した上で、自分が該当していることを自覚する必要があります。自覚しないと、どんな部分に気をつければいいいのか見当もつかないからです。
自覚していない状態で、人から治した方がいい部分を指摘されても、受け入れることは出来ないでしょう。回避依存症である自分としっかり向き合うことで、人を受け入れ、自分を見せる勇気が出てくるでしょう。
本当の愛情と信頼関係を知る
愛情不足であったり、本当の愛を知らない状態で育ったのであれば、他者に対して壁を作ってしまうことも当然と言えます。だからこそ、本当の愛情や、人との信頼関係を知ることが克服の道に繋がるのでしょう。大切な誰かからの愛情を疑わずに正面から受け入れることが出来れば、自然と信頼関係を結べるようになります。
どうしても人を受け入れられないのは、現在の自分の責任ではありません。親など、過去のどこかで誰かから受けた影響が、今の自分の人づき合いの癖を形づくった可能性は大きいのです。自分と相手は対等であり、自分は受け入れられるべき存在なのだということを覚えておきましょう。
自己肯定感を育てる
他人を受け入れられないどころか、自分のことも受け入れられない人は、なかなか回避依存症から抜け出すことが出来ないかもしれません。自分と向き合い、自分をしっかり認めてあげましょう。過去のトラウマに縛られている人には、特に大切なことと言えます。
「自分はどうせ〇〇だから」という考え方は、自分の意見が受け入れられるはずがないという思い込みによるものです。自分に対して否定的な気持ちでいるので、人や物事に向きあう勇気も出て来ません。自分を認め、自信をつけて、ありのままの自分でいていいんだと考えられるようになったら、克服に向けて一歩前進できるでしょう。
何事も恐れず自分で決断していく
回避依存症の人の中には、子供の頃になんでも親が決めてくれたという人もいるでしょう。自分で考えることもなく、積極的に動く事もなく、全てが用意されている状態だったと思います。その経験が色濃く残っているために、現在自分で決断する勇気を持てないでいるのかもしれません。
失敗のない結果を用意されていたので、挫折や苦労の経験がほとんどない人もいます。これまでは全て用意されていて当たり前だったため、「自分で決めて失敗したくない」という思いもあるでしょう。しかし、失敗を恐れていては、回避依存症はなかなか克服出来ないかもしれません。自分の力で成功も失敗も積み重ねていくことで、少しずつ受動的な自分が変わっていくはずです。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!