原因は親?回避依存症になってしまう理由とは
では、回避依存症の原因にはどのようなものがあるのか、いくつかの要因をみていきましょう。
親が過保護だった
過保護な親の下で育つと、何でもやってもらえる事が当たり前になってしまいます。同時に、愛されて当たり前だという感覚にもなるでしょう。親が必要以上に干渉して何でも与えてくれたら、自発的に行動しようという気持ちにはならないのではないでしょうか。
そのため、大人になって自分の気の向くままに行動しても、「どんな自分でも愛されるはず」「離れていくのは相手が自分の良さを理解できないから」などと相手に非があるかのように考えてしまうのかもしれません。
親から愛された経験がない
親が最低限の教育やしつけしかしないような環境下にいると、自分は愛されているという感覚を持ちづらくなってしまうものです。包まれるような愛情を感じたことがないと、たとえば思春期などに、自分の存在に疑問を持ってしまうかもしれません。
親から愛されていると全身で感じることは、子どもの成長に大きな影響をもたらします。中でも感受性や他者への信頼感は、与えられた愛情によって育まれると言ってもいいかもしれません。十分な愛情を受けずに育った結果、他者と深くつながることに感動することもなく、深入りする前に避けようという少しひねくれた考えに向かってしまうのでしょう。
親が気分屋だった
自分はいつもと同じことをしているのに、親の気分次第で評価が変わるという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。例えば、お手伝いを頑張ったとして、ある日には「ありがとう、すごく助かる」と褒められ、ある日には「余計な手間増やさないで!」と叱られるといった状況を指します。これもまた、回避依存症の原因のひとつと考えられています。
親の対応が一貫していないと、子供の中に疑問と混乱が生じます。親の気分に振り回せられることになるので、何が正解なのかを果てもなく考えるようにもなるでしょう。そして、だんだんと人に心を開くことを諦め、ある時点で人を避けるようになってしまうのでしょう。
裏切られたトラウマがある
一度心を許し、絶対的な信頼を置いている人からの裏切りは、心に大きな傷を残します。これは、親だけではなく、親しい友人や恋人にも言えることですが、とはいえ子供が親に向ける信頼感は何よりも大きいでしょう。その信頼を遮断されたら、何も信じられない気持ちになってしまうのも無理はありません。
そして、人を信用出来なくなるだけではなく、人を信じることを恐れるようにもなります。過去の傷が深ければ深いほど、同じ思いはしたくないと考えて、人と密接に関わることを嫌がるようになるのです。
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