でき婚は離婚率が高いってほんと?結婚生活が長続きする方法も紹介!

でき婚は離婚率が高いと言われていますが、それは本当なのでしょうか?今回は、「でき婚は離婚率が高い」という噂の真意や、でき婚でも結婚生活を長続きさせられる方法をお伝えしていきます。子供ができてこれから結婚するのに不安…と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

  • 【1】でき婚は離婚率が高いって本当?

    でき婚は、離婚率が高いといわれています。

    「離婚率が高いのは、予定外の妊娠で相手をよく知らないまま慌てて結婚を決めたからだろう」と思われがちです。しかし実際には、それ以外にも意外な理由があるようです。

    ここでは、でき婚の意味や離婚率について詳しく解説していきます。

    そもそも「でき婚」とは?


    「でき婚」とは、予定外に子供ができて結婚することを略した言い方として広まりました。

    子供を作る気もなく妊娠して仕方なく結婚するといったネガティブなイメージで使われることが多いようですが、中には結婚するきっかけ作りのために、わざと妊娠する人もいます。

    最近では、少しでも良いイメージをもたれるように「授かり婚」「ママリッジ」「マタニティウェディング」などと言い方を変える場合もあり、若い世代ではネガティブなイメージは薄れつつあるようです。しかし、言い方を変えても、上の世代の人々にはあまり良いイメージとして定着していないのが現状です。

    でき婚率も離婚率も若いほど高い


    厚生労働省の2009年の統計によると、結婚した人のうち、妊娠した後に結婚して子どもを産んだ女性の割合は、10代で約8割、20代前半で約6割、20代後半で約2割となっています。つまり、でき婚率は若いほど高いと言えるでしょう。

    一方、国立社会保障・人口問題研究所の2015年の統計では、19歳以下の女性の有配偶離婚率(既婚者1,000人あたりの離婚者数)は約81%、20代前半では約51%、20代後半では約21%となっており、こちらも若いほど高いと言えるでしょう。

    これらのデータからは、必ずしも「若い世代のでき婚の離婚率は高い」とは言えませんが、でき婚率も離婚率も若いほど高いというのは確かなようです。

    10代や20代は、まだ働いて間もないため経済的な余裕がない人がほとんどです。妊娠・出産ではかなりのお金がかかるため、生活が困窮したことが原因で離婚するケースが多いのかもしれません。

    また、周囲の友達が独身を謳歌しているのに、自分は育児と生活に追われることに不満を抱く人も多く、次第にすれ違い、夫婦仲が悪くなって離婚に至るケースもよくあるようです。

    30代はでき婚率は低いが離婚率は高い


    30代は、でき婚率自体は約10%と低い数値ですが、厚生労働省の2009年の統計によると、特に30代前半では、そもそも離婚率(人口1,000人あたりの離婚者数)が高いようです。

    その理由として女性の社会進出があげられるでしょう。20代では仕事をバリバリこなし、キャリア形成をはかりますが、30代になるとある程度落ち着いてきて、結婚への余裕も生まれてきます。

    ですが、その気持ちの余裕とは裏腹に、ジリジリと近づいてくるのが「出産へのタイムリミット」です。そうなると「赤ちゃんを早く作らないと」という感情が湧き上がり、「いつかは結婚するつもりだし、赤ちゃんができてもOK」と、でき婚を狙う女性もいるでしょう。

    また30代の離婚率の高さの理由は、経済的なものよりも結婚した夫の嫌な部分に我慢できないなど、性格的に合わないための離婚が多いようです。

    自分の人生スケジュールに合わせて結婚しても、結婚は相手との関係性があってこそのものです。そのため、計算づくでの結婚で上手くいかなくなるのも、仕方がないのかもしれませんね。

    最初の5年が離婚率を左右する


    でき婚した100人を対象にしたあるアンケートでは、44%が5年以内に離婚してしまったのだそう。その背景には、やはりお互いをよく知らなかったことや、新婚生活もないままに子供中心の生活になってしまうことなどがありそうです。

    また、厚生労働省の2017年の統計でも、同居5年未満での離婚が離婚件数全体の約33%で、5〜10年未満、10〜15年未満などと比べると多いようです。

    どんな結婚でも生活してみればいろいろと問題が出てくるのものです。しかし、このことを別の視点で考えると、でき婚だったとしても、最初の5年間相手との関係性を大切にして生活すれば、結婚生活を持続できる可能性が高いとも言えるかもしれませんね。

    出典:
    厚生労働省『平成22年度「出生に関する統計」の概況 人口動態統計特殊報告』
    図11 母の年齢階級別にみた結婚期間が妊娠期間より短い出生の嫡出第1子出生に占める割合-平成7~21年-
    https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo06/syussyo2.html#02

    国立社会保障・人口問題研究所『人口統計資料集』(2019年版)
    表6-11 性,年齢(5歳階級)別有配偶者に対する離婚率:1930~2015年
    http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Popular/P_Detail2019.asp?fname=T06-11.htm&title1=%87Y%81D%8C%8B%8D%A5%81E%97%A3%8D%A5%81E%94z%8B%F4%8A%D6%8CW%95%CA%90l%8C%FB&title2=%95%5C%82U%81%7C11+%90%AB%81C%94N%97%EE%81i%82T%8D%CE%8AK%8B%89%81j%95%CA%97L%94z%8B%F4%8E%D2%82%C9%91%CE%82%B7%82%E9%97%A3%8D%A5%97%A6%81F1930%81%602015%94N

    厚生労働省『人口動態調査 平成21年人口動態統計 確定数 上巻 離婚』
    https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003030848

    J-CASTニュース『若い世代の結婚は「HIJK」 エッチしてから愛が生まれ…』
    https://www.j-cast.com/2011/01/03084487.html?p=all

    厚生労働省『人口動態調査/人口動態統計 確定数 離婚』(2017年)
    https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003216998
  • 【2】でき婚に対する印象とは?【周囲の本音】

    ここからは、でき婚に対する周囲の本音をご紹介します。ネガティブなイメージを持たれやすい「でき婚」ですが、必ずしも悪い印象を持つ人ばかりではないようです。

    しっかり避妊しておけばよかったのに…


    「僕の友達は、希望の会社に入社してすぐに同期の女性を妊娠させました。二人は妊娠をきっかけに結婚しましたが、彼女が一人娘だったので親が同居を希望してきて、友達は地方にある彼女の実家に帰ることに。

    ギリギリまで『努力して入社した会社なのに辞めたくない』と愚痴をこぼしていましたが、結局は彼女の実家に引っ越していきましたよ。

    友達が努力していたのは知ってるし、せっかく入社できた会社を辞めなきゃいけないのはかわいそうだったけど、まだ結婚する気がなかったのならしっかり避妊しておけばよかったのに…と思わずにはいられませんでした」(26歳/男性/会社員)

    でき婚で人生計画が崩れるのは女性だけではありません。ご友人はきっと、入社するために大変な努力をしたのでしょう。希望通りの会社に入社して、これからやりたいことがたくさんあったはずです。

    とはいえ、しっかり避妊しなかった彼自身に責任があるのも事実です。こちらの男性が「しっかり避妊しておけばよかったのに…」と思うのにも頷けますね。

    結婚に踏み切るきっかけになる


    「彼氏と同棲して5年経つ会社の先輩が妊娠しました。彼氏も妊娠を機に結婚する気になったみたいです。でき婚ってイメージは悪いかもしれないけど、先輩と彼氏は幸せそうだから結果オーライでよかったんじゃないでしょうか」(25歳/女性/派遣社員)

    同棲はできても、結婚となるとプレッシャーを感じてなかなか踏み切れないという男性は多くいます。そのような男性にとって、「彼女が子供を授かった」という事実は結婚を意識するきっかけとなるようです。

    もちろん、子供を授かれば必ず幸せな結婚ができるというわけではありません。このケースのように長い時間付き合っているカップルであれば上手くいく可能性が高いですが、中には子供の存在を認知してくれない男性もいるでしょう。

    あまり考えたくはないことですが、そのようなリスクがあることも理解しておく必要がありそうです。

    離婚してしまうと子供がかわいそう


    「私の周りには、でき婚して離婚する夫婦が多いんです。親はそれでいいかもしれないけど、子供のことを思うとかわいそうで…。

    離婚する理由は夫婦それぞれだし、DVとかが原因なら逃げるべきだと思うけれど、なかには『子供がかわいいと思えなくて』『子育てのせいで遊べなくなるのが嫌だったから』とかいう人もいて。ならどうして避妊しないのかな?って疑問に思います」(23歳/女性/保育士)

    周りにでき婚をして離婚する夫婦が多いというこちらの女性。たしかに、子供の気持ちを思うと胸が痛みますよね。

    DVや金銭トラブルなどの事情があれば離婚すべきですが、「実の子をかわいいと思えない」「遊べなくなるのが嫌だった」という自己中心的な理由であれば、なぜ避妊しなかったのだろう?と感じてしまうのも無理はないでしょう。

    結婚のきっかけが「でき婚」だっただけ


    「特になんとも思わないです。悪いイメージを持つ人が多いみたいだけど、でき婚した若いママさんにも仕事をしながら子育てを頑張っている人はいっぱいいるし、旦那さんともラブラブで幸せに暮らしている人だっている。

    結婚のきっかけが、プロポーズか妊娠かってだけで、大きな違いはないと思う。大事なのは、その後しっかり子供を愛せるかどうか、幸せな家庭を築けていけるかどうかじゃないのかな」(31歳/女性/専業主婦)

    でき婚というだけで悪いイメージを持たれがちですが、こちらの女性の言う通り、大事なのはでき婚かどうかではなく「夫婦で協力しあい、幸せな家庭を築いていけるかどうか」という点なのでしょう。

    もちろん配偶者に問題がある場合は別ですが、生まれてきた子供に目一杯の愛情を注ぎ、夫婦で協力している人達がいることを踏まえると、でき婚かどうかはさほど大きな問題ではないのかもしれませんね。