そこでまずは、好きにさせる方法の中でも心理的に相手を振り向かせられるような方法を解説していきます。
初頭効果
初頭効果とは最初に挙げられた印象で、その物や人への印象が決まるというものです。
たとえば「優しい、知的、頑固、女々しい」という人がいれば、優しく知的な印象という印象のほうが強く残るでしょう。しかし「女々しい、頑固、知的、優しい」という印象を挙げられると、前者と同じ要素であるにもかかわらず、女々しい、頑固という一面が目立ってしまいます。
初頭効果は同じ要素であるにもかかわらず、最初にポジティブな要素を置くか、ネガティブな要素を置くかで物や人への印象が大きく変わるという心理なのです。そのため好きな人に何かをアピールする際には、まずはポジティブなものを、次にネガティブなものを加えるようにして、良い印象を中心に与えていくようにしましょう。
ミラーリング効果
相手と同じ仕草や行動を取ることで相性の良さをアピールできるミラーリング効果も、好きな人を好きにさせる方法としておすすめです。
会話をしているときや何かを一緒にやっているときなど、できるだけ好きな人の動きに合わせてみるようにしてください。偶然を装って好きな人と同じ動きをすることで、好きな人は「波長が合うのかも、相性がいいのかも」と無意識に感じるようになっていきます。
常に笑顔でいる
常に笑顔でいる人に対し、ほとんどの人は好印象を持ちます。接しやすい、親近感を持てる、一緒にいて楽しい…そういったポジティブな印象を持ちやすいため、好きな人を振り向かせるためには常に笑顔を意識していくと良いでしょう。
聞き上手になる
聞き上手になることも、好きにさせる効果的な方法です。特に相手がおしゃべり好きの場合、しっかりと相手の話を聞いてあげることで、相手は心理的に「自分のことをわかってくれる」という印象を持つようになります。
ほとんどの人は自分を理解してくれる相手に好意を抱くものです。また、大半の人は理解してくれる相手と付き合いたいと考えているため、相手を好きにさせるためには、いかにして自分が相手のり会社であるかアピールする必要があると言えます。
肉体的距離を近づける方法が効果的
何をするにもそばにいる人がいると、自分の中で次第に当たり前の存在となっていき、親近感を持ちやすくなります。つまり、人は肉体的な距離が近い相手に好感をいだきやすくなるのです。
そんな心理を利用して、できるだけ好きな人のそばにはいるように心がけていきましょう。視界に入るように意識をするだけでも効果的です。好きな人の日常に自分が当たり前に存在する、そんなイメージを持って距離を縮めていけば、好きな人から良い印象を持たれやすくなるでしょう。
好意の返報性
好意の返報性という心理テクニックがあります。これは、好意を伝えられると自分も同じように返したいという気持ちになる心理です。
たとえば、なにかプレゼントをもらったら、自分もお返ししたいと思う人がほとんどでしょう。人からの厚意を返したい、これが好意の返報性の心理です。
そのため、好きな人を好きにさせるためにはある程度好意を匂わせる方法が効果的だと言えます。適度に好きな人に好意を伝えていけば、相手も少しずつあなたに対して好意を返したいと思うようになり、次第に距離は縮まってくるでしょう。