しつこい元彼がストーカーになってしまったら
ストーカー行為の証拠を残す
まずは、しつこい元彼からきたメッセージの内容や電話の着信履歴、手紙、自宅や職場で待ち伏せしている時の元彼の姿など、ストーカー行為の証拠となるものを全てスクショや写真に撮るなどして、証拠を残しておきましょう。
また、普段からデジカメやボイスレコーダーなどの記録を残せるものを持ち歩くのがおすすめです。証拠を残しておくと、警察や弁護士などに相談した時に信頼してもらいやすくなりますよ。
周囲に相談する
しつこい元彼がストーカー化してしまった場合は、一人で解決しようとせず、必ず友人や家族などの周囲の人に相談するようにして下さい。常に誰かと一緒に行動しているだけでも、ストーカー行為の抑止に繋がる可能性が高いです。
また、周囲の人にどんなストーカー行為を受けているのか知ってもらうことで、警察等に相談しに行って証拠を求められた時に、友人や家族に証言してもらうことができます。そうなると、「本当にストーカー行為をされている」と信憑性が高まり、警察に動いてもらいやすくなりますよ。
警察等に相談
ストーカー行為を元彼がやめてくれないようなら、警察等に速やかに相談することも必要です。警察庁の2020年のデータによると、ストーカー被害の相談件数は年々減少傾向にあるものの、相談者の8割が女性です。
「警察に相談してもきちんと動いてくれないから時間の無駄なのでは?」と思うかもしれません。しかし、過去にはストーカー事件から殺人事件に発展したケースもあるため、昔と比べると警察もストーカーに厳しく対処してくれるようになりました。
とはいえ、警察に相談しても満足に動いてもらえない場合もあるでしょう。その場合は、弁護士やストーカーの相談に乗ってくれるNPO法人などに相談したり、弁護士と一緒に警察に相談するのがおすすめです。
職場や住む場所を変える
警察等に相談して警察から元彼に注意してもらっても、しつこい元彼のストーカー行為が一向にやまず、場合によっては傷害や殺人などの重大事件に発展してしまう危険性もあります。ですので、元彼がストーカー化してしまった場合は、自分の身を自分で守る手段も真剣に考えておかなければなりません。
ストーカー化した元彼があなたの職場や住む場所を知っている場合、職場の前や自宅の前で毎日のように元彼に待ち伏せされる可能性が高いでしょう。また、職場に嫌がらせの電話やFAXを送られたり、自宅に無理やり押しかけてきて襲われるおそれもゼロではありません。
それらを確実に防ぐためには、思い切って職場を変えたり住む場所を変えるというのも、ひとつの手段です。
元彼とは絶対に接触しない
元彼のしつこいストーカー行為をやめさせるために、元彼と直接会って話し合いたい、連絡をとって自分の気持ちをはっきり伝えたいと思うかもしれません。ですが、すでにしつこい元彼がストーカー化してしまった場合は、下手に刺激してしまうと「彼女が振り向いてくれた」と勘違いされてしまう可能性があります。
そうなると、ストーカー行為がさらにエスカレートしてしまう恐れがあります。ですので、下手に元彼と接触して刺激するのではなく、無反応でいることを貫いて下さい。
出典:警視庁『ストーカー事案の概況』(2020年)
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/kakushu/stalker.html
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