「欲がない人」になってしまう原因
育った環境による影響
人の性格には、育った環境による影響が色濃く表れます。例えば、裕福な家庭で育てば、裕福であることが前提の考え方をし、貧乏な家庭で育てば、貧乏を基礎とした考え方を持つでしょう。今のは極端な例ですが、育った環境はその人の性格に深く関係しています。
というのも、経験してきたことが性格の基礎になるからです。そのため育った環境によっては、欲がない人に育つケースも当然あるでしょう。昔から裕福で、欲しいものは何でも揃う家庭で育てば、欲しいものはすべて手に入り、次第に「欲しいものがない」という無欲な状態になっていくでしょう。
また、貧乏な家庭だと、望んでもどうせ手に入らないという諦めから、無欲な人になっていきます。このように極端な家庭環境で育つと、欲がない人になりやすいです。
もともとの性格によるもの
育った環境も性格に影響しますが、人には生まれつきの性格があります。どんな家庭で育っても、もともとの性格ゆえに欲がない人に成長する人だっているものです。元から無欲な性格をしていると、どんな環境にいても欲がない人になるでしょう。
またそもそもの性格が面倒くさがりであるために、出世欲や財欲を持たない人もいます。頑張ることが嫌なので、現状さえ満足であればそれでいいと割り切ってしまうのです。そんな性格であれば、欲がないと言われても仕方ないでしょう。
現状に満足していて望むものがない
欲がない人の多くは、現状に満足している傾向にあります。裕福とはいえなくても、生活に困っていない、特に不便を感じていないからです。不満や不便がないので、現状に満足し、それ以上を望みません。そんな生活ができれば、多くの人が幸せだと感じるでしょう。
しかし世の中には現状に満足することなく、頑張る人が大勢います。だらこそ、欲がない人は異端に見えてしまうのです。本来なら欲を持って前進するところなのに、欲がない人は欲を持たずに現状維持に徹するため、周りは「欲しくないの?」「自分の実力を試したくないの?」と思うでしょう。しかし、欲がない人たちは満足しているからこそ、何も望まないのです。
執着するものや興味を引くものと出会っていない
これまで生きてきた中で、執着するものや興味を引くものとまだ出会っていないという人もいます。執着したいものや興味が湧くものに出会わなければ、人は欲すら持てないでしょう。逆にそうしたものに出会ったからこそ、人は欲を持てるのです。
自分の心を動かすような、欲しいと強く願わずにいられないようなものと出会うことが、人の欲に繋がります。しかし、そのようなものに出会わなければ、そもそも欲しいとも思わないでしょう。また何が面白いのかも理解できません。
これは主に若い世代にいえることですが、決まった人生を歩むしかなかった人にも当てはまることでしょう。
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