滋賀弁(近江弁)を代表する方言11選《続き》
ほたえる
神戸や京都など、関西圏共通の方言である「ほたえる」は、「騒ぐ」「ふざける」の意味です。滋賀弁でも同様に使用される言葉です。「ほたえてばっかで話ぜんぜん聞いてくれへん(ふざけてばかりで話をぜんぜん聞いてくれない)」のように使います
~をよんで
「ごはんに呼んでもろた(ご飯に呼んでもらった、ご馳走になった)」という意味の滋賀弁で、文字通り「呼んで」が語源ですが、そこから派生して「食べる」「ご馳走になる」の丁寧語として用いられます。
「今日は夜はよんでもろてるわ」ですと、「今日の夜はご馳走になる」という意味になります。また、「水よんでもらえる?」だと「水ちょうだい」になります。関西圏以外の人だと「水を呼ぶってどういう意味??」と思ってしまいますね。
せんど
滋賀弁で「今日もおせんどさん」と言われたら「おせんどさん」と返してあげてください。「せんど」は「千度」から来ており、「何度も」「さんざん」「長い間」という意味です。そこから転じて「せんどする」で「(長い仕事で)くたびれる」と意味になります。
つまり「おせんどさん」は「お疲れ様」という意味になります。同じ労いや挨拶の言葉でも、方言で言われると疲れがより癒される感じがしますね。
えらい
「えらい」は標準語の「偉い」という意味ではなく、「とんでもない、とても、大変」という意味で、滋賀弁のみならず、西日本の大部分で使われる方言です。「えらいこっちゃ(とんでもないこと=大変だ)」は有名なフレーズですね。西日本出身の方であればだれでもわかる馴染み深い方言で、全国共通語と言っても過言ではないのかもしれません。
滋賀弁では他にも「つらい、疲れる」の意味があり、「風邪ひいてもうてえらいわ(風邪ひいてしまってつらいよ)」のようにも使われます。
かなん
関西圏を中心に滋賀弁でも使用される「かなん」は「かなわん=かなわない」という意味で、「嫌だ」「困る」「勘弁してほしい」というニュアンスの表現です。
よく関西弁で「あんたにはかなんわぁ(あなたにはかなわない)」と言っているのを聞きますよね。他にも「渋滞10キロやて!かなんわぁ(渋滞10キロだって!勘弁してよー)」というふうに使います。
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