大器晩成型の有名人や歴史的人物
徳川家康
歴史に名を残している皇族や将軍は、さぞ幼少期から大事に育てられ、若くしてトップに立ったはずだと思っていませんか。確かにそんな人生を送った偉人もいますが、大器晩成型の人生を歩んだ歴史上の人物もいます。
日本人なら誰もが知っている江戸幕府の将軍、徳川家康です。関ヶ原の戦いで勝利をおさめ、江戸幕府を開いた時はすでに62歳でした。そういえば、肖像画に描かれている徳川家康は確かに高齢ですね。
当時は医学が未発達だったこともあり、日本人の寿命は長くありませんでした。その時代に62歳で大きな成功を収め、74歳で亡くなるまで幕府を指揮していたのですから、大器晩成型の象徴とも言える人物だと言えるでしょう。
夏目漱石
『坊ちゃん』『こころ』『三四郎』『吾輩は猫である』など、数々のヒット小説を生み出した天才作家、夏目漱石も大器晩成の偉人です。旧千円札のモデルにもなったくらいですから、日本人なら誰もが知っていますね。
もともと英語教師をしていた漱石は、イギリス留学後の40歳の時に小説家デビューをします。当時ステータスの高い高校教師や大学教師をしていて、かなりの高収入であったのにもかかわらず、それを投げうって小説家の道を選びました。
小説家として大成したことで、後世に名を残すことができたのですから、夏目漱石の大きな挑戦は成功だったと言えるでしょう。
伊能忠敬
平均寿命が50歳だと言われた江戸時代、49歳で家業の商売を息子に引き継ぎ、大きな挑戦をした偉人がいます。日本地図を初めて製作したことで有名な伊能忠敬です。49歳で家業を引退した後は、自分の息子ほどの年齢差がある高橋至時に弟子入りをし、55歳から本格的に日本地図の製作を始めました。
製作にかかった期間はなんと17年。測量は、複数の人間が歩き、その平均値を求めて距離を出すという気の遠くなるような方法でした。それでも諦めずに毎日40キロメートルは移動していたのですから、強い意志と大きな夢を持っていたことが分かりますね。
高齢でも夢を持ち希望を持っていれば、大器晩成型の人生が送れるという証明でもあるのです。
タモリ
ここからは、もっと身近な芸能人に目を向けてみましょう。「ミュージックステーション」「タモリ俱楽部」など、長寿番組の司会者として有名なタモリさんも大器晩成型の人だと言えるでしょう。2014年に終了した「笑っていいとも!」では31年半もの間、平日の昼に毎日出演していたのですから、日本人で知らない人はいないと言っても過言ではありません。
ビートたけしさんや明石家さんまさんと合わせて「ビッグ3」とよく言われるので、さぞ若い頃から活動しているのではないかと思われがちですが、実はタモリさんが芸能界デビューしたのは30歳。その後も自分のペースを崩さずに努力した結果、長く芸能界で活躍しているのかもしれません。
モーガン・フリーマン
世界的人気俳優として有名なモーガン・フリーマンさんも大器晩成型の人生を送っています。すでに80代になっているそうですが、モーガン・フリーマンさんが評価され出したのは40代後半から50代にかけてなので、遅咲きだと言えるでしょう。
1994年の大ヒット映画「ショーシャンクの空に」で地位を確立させたモーガン・フリーマンさんは、その後も途絶えることなくヒット作に出演し続けています。独特の雰囲気と巧みな演技で唯一無二の存在となり、映画に華を添えていますね。大器晩成型の人生を目指す人のお手本のような存在だと言っても良さそうです。
高橋克実
ドラマや映画、バラエティー、情報番組、CMなどで活躍し、親しみやすいキャラクターで愛されている高橋克実さんも大器晩成型の人生だと言えるでしょう。
今ではテレビで見ない日はないほど売れっ子になっていますが、実は38歳までアルバイトをしながら俳優活動をしていたというから驚きです。長い下積み時代があるからこそ、ドラマではシリアスに、バラエティーではざっくばらんに、さまざまなキャラクターを演じ分けることができるのではないでしょうか。
売れない時期でも悲壮感を出すことはなく、与えられた仕事をきっちりこなしてきたからこそ、いまの成功があるのかもしれませんね。
スゴレンは、「男女の恋愛の本音」を集めた恋愛アンケートに基づいて作成した女性向け恋愛コラムを提供しております。さまざまな恋愛シーンで活用できるコンテンツを配信中!