人が何かに執着してしまう理由《その2》
他にも、自分で対処しきれないネガティブな部分も、何かに執着する理由に挙げられます。自分ではどうにも出来ないジレンマが執着を生み出してしまうのです。例をみていきましょう。
終わったことを引きずる
悪い結果で終わったことをいつまでも引きずること自体、執着していると言っていいでしょう。結末に納得がいかず、いつまでも自分の中で消化しきれていない状態です。「ああすればよかった」「何でこうなってしまったんだ」などの後悔は、簡単に執着に繋がってしまいます。
恋でも仕事でも、自分なりに頑張ったのに結果が報われないものだと、簡単に気持ちを切り替えることは出来ませんよね。努力の分だけ報われるはずだと考えるからです。結果はどうであれ、終わったことにしがみつかず、次のステップに踏み出しましょう。
現実を受け入れられない
悪い結果で事を終えた時、その現実を受け入れられないことも、執着する理由として挙げられます。終わったことを引きずると同時に、その現実を受け入れられないことは、次のステップに踏み出す自分の足かせになってしまいます。執着するということは、他のことに目を向けられないということです。
「なんでこんなに執着してしまうんだろう?」と悩んだ時には、自分の中で現実と向き合っているか、振り返ってみましょう。現実を受けれたつもりでも、どこかで拒んでいる可能性もあります。そこに気付くことができないと、執着した状態は続いてしまうでしょう。
切り捨てることが怖い
物でも人でも、切り捨てることが怖い人もいます。切り捨てた時に、何も残らないことを恐れているのです。執着しない人は、「それはそれ、これはこれ」という考え方が出来ます。しかし、分別が出来ないままでいると、何もかも抱えて切り捨てることが出来なくなるのです。
自分では「大事にしている」という認識でしょう。しかし、その大事にしている対象を「自分にとってはなくてはならないものだ」と思うことは、執着に値します。他にも代わりがきくものはあるはずなのに、よそに意識を向けられないので、執着心を捨てられないのです。
完璧を求めている
完璧を求める人は、執着しやすい人とも言えます。「こうでなければいけない」という思い込みが強く、視野を狭い状態にしているのです。仕事で用意されたマニュアルを徹底的に守る人は、代替案を受け入れられなかったりしますよね。物事に対する柔軟性があまりないためでしょう。
完璧にこなすという姿勢は、とても素晴らしいものです。しかし、型にはまり過ぎてしまうと、一つのことに執着してしまいやすくなるのも事実でしょう。「少しくらいやり方が違っててもいいか」と柔軟に対応することが、執着しない生き方に繋がりますよ。
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