好きな人を意識させるための心理学的テクニック
そんな人におすすめしたいのが、好きな人に自分を意識させるための心理学的テクニックです。心理学は人の心の動きに関する学問です。どうすれば人は心動かされるのか、何が心の動きに影響を及ぼすのか、などを研究する学問と言ってもいいでしょう。
そんな心理学には、恋愛に効果的なものがたくさんあります。好きな人に自分を意識させるのに効果的な心理学的テクニックもあるため、片思いをしているならば知っておいて損はありません。
吊り橋効果
誰もが一度は耳にしたことがあるだろう「吊り橋効果」も、心理学的テクニックの一つです。これは「今にでも千切れそうな吊り橋を二人で渡ることにより、一体感や特別感が生まれやすい」という心理学の理論です。
たとえば危機的状況や困難が立ちはだかっているとき、自分と一緒に頑張ってくれる異性がいれば、心強いと感じる人は多いでしょう。一体感が生まれ、他の異性とは違うと感じられるようになると、お互い特別な存在という意識が芽生えやすくなるのです。
仕事で言えば大きなプロジェクトを一緒に任されたり、お互いに関係する深刻な悩みを抱えていたりすると、吊り橋効果は生まれやすいと言えます。ただ、もっと手軽に吊り橋効果を体験したいならば、遊園地などにあるお化け屋敷に一緒に行くのがおすすめ。恐怖の中で出口を一緒に探し回ることで、一体感が生まれ、お互い意識しやすくなります。
ザイアンス効果
ザイアンス効果は恋愛テクニックでよく用いられる心理学の一つです。たとえばみなさんは、頻繁に誰かと一緒に行動することによって、特別な意識が芽生えたことはありませんか?何度も一緒に行動することで、他の人と比べて相手の印象はおそらく良くなったはずです。
このザイアンス効果は単純接触効果とも言われています。つまり、単純に接触回数を増やすだけでも意識させる効果があるというわけです。
実際、積極的に話しかけたりデートに誘ったりしていけば、相手を振り向かせられることもあるでしょう。これも接触回数を増やすことで、相手の意識をこちらに向けることができていると言えます。ザイアンス効果は恋愛テクニックの中でも初歩的でありながら効果は絶大。試して損はありません。
ウィンザー効果
たとえばAさんとBさんがいたとしましょう。あなたはどちらともあまり接したことがありません。Aさんは周囲から「優しい」「落ち着いている」などと言われており、Bさんの評判は耳にすることはないとします。そんな時、AさんとBさん、どちらに対して好感を持ちますか?
ほとんどの人はAさんと答えるでしょう。AさんとBさん、どちらとも同じくらいしか接していないあなたですが、周りから評価されているならば魅力的な人物だと考えるものです。この心の動きを、ウィンザー効果と言います。これは恋愛でも使えるテクニックです。
たとえば、誰かから「自分は仕事ができる」と言われても、「自信があるんだな」程度にしか思わない人は多いでしょう。しかし、周りから「あの人は仕事がすごいできるんだ」と言われたら、本人が言うよりもそんな印象を持ちやすくなります。アピールするならば周りに言ってもらったほうが、自分への好感度を上げやすいのです。
好意の返報性
誰かに親切にしてもらったとき、お返しに自分も親切にしてあげようと思う人は多いでしょう。人は他人から好意や厚意を受けることで、それに応えようという心理が働きやすいと言われています。この心の動きを、好意の返報性と呼びます。
先ほど紹介した「異性として意識する瞬間」に、男女ともに「好意を感じたとき」というものがあったでしょう。これは、明確に相手の気持ちがわからないからこそ興味を持った、ということです。実はこのテクニックにも、好意の返報性は含まれてるのです。
好意を向けられることによって、大半の人は相手に好意を返したいと思うようになります。つまり「好かれているのかも…」と思った時点で、多少なりとも相手に対して好意を持っていることになるのです。好意を匂わせることは相手の好意を引き出すこと、そう覚えておくとアピールもしやすくなるでしょう。
ミラーリング効果
恋愛において、気が合う、相性がいいと思わせることはとても大切です。誰だって付き合う上である程度考えるのは、気が合うか、相性がいいかということでしょう。大半の人は、気が合わず相性も悪い人物と付き合うことを想像しても、楽しそうとは思いません。気が合う人と付き合ったほうが楽しそうと思えるはずです。
そこで注目したいのが、ミラーリング効果という心理学的テクニック。ミラーリング効果とは、相手の行動を真似することで「気が合う」「相性がいい」と心理的に思わせるテクニックです。たとえば食事をしていて、相手が自分と同じタイミングでコーヒーを飲んだり、箸を止めて会話をしたりすると、「気が合う、似た者同士かも」と感じませんか?
そんな気持ちにさせてくれるのが、ミラーリング効果という心理的テクニックなのです。好きな人に自分を意識させるために、さりげなく相手の動きや仕草を真似して、気が合う自分をアピールしていきましょう。
フット・イン・ザ・ドア
フット・イン・ザ・ドアという心理学的テクニックを耳にしたことはありませんか?セールスでよく使われるテクニックの一つで、小さいお願い事を最初にすることで、大きなお願い事が聞き入られやすくするというテクニックです。
恋愛に応用するならば、デートのお誘いが良いでしょう。面と向かってデートに行こうと誘えないならば、「ちょっと相談があって」と声をかけてみてください。次に「二人きりで話したくて」と伝えてみましょう。最初から二人きりが良いと言えば悩む人は多くいますが、「相談のために二人きりになる」ことに疑問を感じる人はあまりいません。
そこから「○○というカフェがあってそこでいいかな?」と言ってOKをもらえれば、デートの約束を取り付けたことと同じです。一緒に出かけられれば距離は確実に近くなります。親しくなればテクニックを使わずどもデートに誘いやすくなるため、まだ好きな人とデートしたことがない人は特に試してほしいテクニックです。
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