イマジナリーフレンドを作る大人の心理
現実がうまくいかなくて疲れている
現実がうまくいかずに疲れている人は、大人になってもイマジナリーフレンドを持つことがあるようです。現実逃避の一種だとも言えますが、イマジナリーフレンドを通じて、うまくいかない現実を頭の中で書き換えているのです。
イマジナリーフレンドが慰めてくれることもあれば、共感してくれることもあります。そうやって辛い現実から気を紛らわすのです。大人の場合、イマジナリーフレンドは友達であったり、恋人であったりします。頭の中で見えない恋人を作って、ストレスから解放されようとするのですね。
現実と妄想が区別できない
性格が内向的な人は、しばしば自分の空想世界にのめりこむことがあります。なかなか現実世界で友達や恋人を作ることが苦手なため、頭の中で友達や恋人を作り上げてしまうのです。とはいえ普通なら、かっこいい恋人を妄想して浸ることはあっても、現実と妄想の区別はつきますよね。
しかし、大人になってイマジナリーフレンドを持つ人の中には、妄想世界と現実世界の区別がつかないケースも見られます。頭の中でいろいろなことがリアルに進行していくので、まるで本物の友達や恋人がいるような感覚です。周りの人にも、イマジナリーフレンドのことを「本物の友達」として話してしまうでしょう。
理想の世界を具現化している
イマジナリーフレンドを持つ大人は、イマジナリーフレンドを通じて、理想の世界を具現化していることがあります。理想の世界なんて現実には存在しませんし、みんな折り合いをつけながら生活していますよね。しかし、イマジナリーフレンドを持つことによって、理想の世界に入り浸ることができるのです。
イマジナリーフレンドは、その人のことを誰よりも認め、理解してくれます。その人にとってイマジナリーフレンドは心の拠り所であり、精神安定剤のような役割を果たしてくれるのです。
トラウマを抱えている
例えば、子どものころに辛い経験をした人は、大人になってもイマジナリーフレンドを持つことがあります。人はさまざまな経験をして大人になっていきますが、人には言えないような辛い経験をした人もいるでしょう。そして、そんな過去のトラウマから救ってくれるのが、イマジナリーフレンドなのです。
たとえば、親からネグレクトや虐待、性的虐待を受けた人は、イマジナリーフレンドが守護者であり、虐待を代わりに受けてくれる存在になります。幼少時に受けたイジメなどもそうです。イマジナリーフレンドを持つことによって、なんとか過去のトラウマと折り合いをつけて生活しているのですね。
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