どうして「気の合う人」と感じる?心理学的に解説!
なぜ、自分と似ている人を「この人とは気が合うな」と心地よく感じるのでしょうか?こちらでは、その理由を心理学的に解説します!
類似性の法則
心理学に「類似性の法則」というものがあります。これは、「自分と見た目や中身が似ている人や、共通点が多い人に対して親近感を持ちやすく、好意を抱きやすい」という心理的現象です。
「類は友を呼ぶ」ということわざもあるように、仲良くなる人にはこの「類似性の法則」が作用していると言えそうです。この心理により、自分と似ている共通点の多い人に対して「気が合うなあ」と好ましく感じるのです。
シンクロニシティ
気の合う人とは、様々なタイミングで波長が合い、意見や行動がかぶることが多くありませんか?これを心理学では「シンクロニシティ」と言います。難解な言葉ですが、「意味のある偶然の一致」という意味をあらわしています。
例えば、「あの子は今何やってるかな?」と考えていたら、相手から連絡が来たということはありませんか?このように、自分と相手の想いが偶然に一致して、現実となることを「シンクロニシティ」といいます。
気の合う相手とは波長が合うので、このような現象が起こりやすいのでしょう。
ミラーリング効果
気の合う人だと感じるとき、「ミラーリング効果」が働いている可能性もあります。好意を抱いている相手の仕草や表情を無意識に真似してしまったり、自分と同じような動作を行う相手に好感を抱く効果のことを指し、「同調効果」「姿勢反響」ともいいます。
ミラーリング効果は恋愛のテクニックとしてよく紹介されているので、聞いたことがあるのではないでしょうか?相手に悟られない範囲で相手の動きを真似すると、親近感や信頼感が増して好印象を与えることができる、という方法です。
気の合う人同士は元々波長が合っており、考えや行動、動作や好みなどが似ています。そのため、狙わなくても、お互い自然にミラーリングを行っているのかもしれません。
自己開示の返報性
通常は、自分の弱みや秘密などは、親しくない相手には言いませんよね。逆に考えると、弱みなどの個人的なことを打ち明けられたら親しい、ということになります。これは「自己開示の返報性」という心理効果です。「親しいから打ち明けてくれたんだ」と脳が思い込み、親近感を抱きます。
気の合う人同士は、会って間もない親しくない時期でも、個人的な深い話ができることが多いです。なぜなら、境遇が似ていたりしてお互いの波長が合うため、話しやすいと感じているから。そうすると自己開示の返報性が働いて、ますます親交が深まることになるのでしょう。
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