お嬢様言葉の特徴《悪口編》
「あなたには釣り合いませんわね」
お嬢様言葉で露骨に相手を非難するときは、「釣り合わない」という表現が使えます。「自分は相手より上級な存在」「相手は下級な存在」という価値観が垣間見える言い回しですね。
まるで、貴族と庶民を隔てるような上下意識を感じさせる表現で、非常にお嬢様的です。だからこそ、現実で使うときは冗談で済む場面がいいでしょう。たとえば、ゲームの対戦で圧勝したときに「あなたはわたくしには釣り合いませんわね」と勝利宣言してみるとスカッとしそうですよね。
一方、結婚や年収などセンシティブな話題の時には使わないようにしましょう。冗談では済まされませんので、別の表現を選んでください。
「さっさと目の前から消えてちょうだい」
「さっさと目の前から消えてちょうだい」これもかなりキツイ言い回しですね。
言葉の意味はわかると思いますが、日常的に使う人はほぼいないでしょう。まさに漫画のお嬢様のような口調です。ただ、ジョークとして使うにしては相手を否定しすぎています。
ですから、わりと本気で嫌味を言いたいとき使ってください。「死ね」などというよりはマシな言葉なので、キレたときに使うフレーズの1つとして、頭の片隅に留めておくことをオススメします。
「ずいぶんね」
あくまでお嬢様言葉の上品さを保って悪口を言うときは、どうしたらいいのでしょうか?そんなときに使いやすいのが「ずいぶんね」というフレーズです。
たとえば「ギリギリに連絡してくるなんてずいぶんね」などというふうに使います。「ずいぶんと失礼な行為をしてくるのね」という意味を伝えたいときに、途中の言葉を省略しているわけですね。
ドラマでは使われる言い回しですが、現実で話しているひとは少ないでしょう。あなたも唇を尖らせて「あら、ずいふんね」と言ってみると、お嬢様らしく見られるかも知れません。
「みなさま、お困りですわ」
「みなさま、お困りですわ」このように言われても、とくに悪口を言っているようには聞こえませんよね。実はこれがお嬢様らしい独特の悪口なのです。
気品を気にするお嬢様は、表立って攻撃はしません。「非難するわけではないが、周りのみんなが困っている」というニュアンスで、オブラートに包んで不満を伝えるわけです。
ビジネスシーンでも使える口調ですが、だからこそ注意が必要になります。単に嫌味な人にも見られかねないので、冗談で言っていると分かる文脈で使いましょう。
「良くおっしゃる方はいらっしゃいませんわ」
もし「これはダメ!」とはっきり言ってしまったら、お嬢様らしくはありませんね。そこで登場するのが、「良くおっしゃる方はいらっしゃいませんわ」という表現です。
これは、「『良い』という評価をしている人がいない」と遠回しに伝える言い回しになります。尊敬語を使って丁寧に話していますが、つまりは「他の人はみんな低く評価してる」と言っているのです。
たとえば、同僚の髪が寝癖だらけのときに「今日のあなたの髪型を、良くおっしゃる方はいらっしゃいませんわ」と言ってみましょう。お嬢様らしいユーモラスな指摘の仕方になります。
「あんまりですわ」
「あんまりですわ」もドラマやアニメの中で使われるフレーズですね。
「みんなで私の事を非難するなんて、あんまりですわ」といったように使います。こちらも「あまりにも酷い」「あまりにも不快」というようなニュアンスを込めつつ、ネガティブな言葉を省略している言い回しです。
直接的に「ゴミだ」「ヒドイ」などと口にしないのが、お嬢様ならではの上品さなのでしょう。「私の努力を評価してくれないなんてあんまりだわ」などと冗談混じりな言ってみると、普通の口調で伝えるよりもインパクトがあるかも知れません。
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