「DV男の特徴」に関する専門家の意見やアドバイス
男性がDVに走ってしまう理由
男性に暴力を振るわれたら、女性は太刀打ちできません。そもそも、どうして愛する妻や彼女にDVをする男性がいるのでしょうか。『面白いほどよくわかる!「男」がわかる心理学』(齊藤勇)には、以下のような記述があります。
「『ドメスティック・バイオレンス(DV)』の増加は、近年では社会問題となっています。これまでは、その大きな要因のひとつは嫉妬心であると考えられていました。独占欲が高じると、パートナーを失う恐怖や疑惑などの脅迫観念が自分の心のなかで大きくなり、相手を引き止める手段として暴力を振るうというものです。
しかし、近年では、対人コミュニケーションが苦手な男性の増加が、DVが増えたもうひとつの要因であると考えられています。社会に出ても対人関係がうまく築けず、うまくいかない心の葛藤と欲求不満を、自分の全てを受け入れてくれる相手と思っているパートナーにぶつけてしまうのです。対人コミュニケーションが苦手である理由は、『ピーターパン・シンドローム』と同様であると考えられます。
そんな男性が増えた理由は、女性の社会進出と無縁ではないとの考え方もあります。
かつての日本の社会には、酒場をはじめとした『男の聖域』のような『場』が多くありました。職場もそのひとつです。その『場』では、ストレスを解消したり、大人のコミュニケーションを覚えたり、社会人のあり方などを学ぶことができました。ところが女性の社会進出により、その『場』を女性も上手に活用したり、男性より多くを学ぶ女性も目立ってきました。そのため、学ぶ『場』を失ったと感じ、ストレスが解消されない傾向がある男性もいるようです。このことが、自分より弱い存在であると思っているパートナーへの暴力となってDVにつながるといったケースも考えられるのです。」
独占欲が強過ぎたり、対人コミュニケーションが苦手だったりする男性が、DVを行うケースが多いようです。パートナーのDVを受け入れてしまう女性は少なくありませんが、いかなる理由があっても、暴力をふるうことに正当性はないので、共依存のような関係にならないように気をつけましょう。
女性側からのDVの特徴
「DV」というと、男性が女性に暴力を振るうイメージがありますが、その逆ももちろんあります。女性から男性へのDVにはどのような特徴があるのでしょうか。『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「女性は感受性の生き物ですから、男性よりも感情的になりやすいように出来ているんですよね。
腕力では男性には適いませんが、精神的な攻撃は女性の方がエグいものを持っています。
男性のコンプレックスをクリティカルにえぐってみたりするのが非常にお上手なんですよね。
男性はプライドの生き物ですから、それを口外することに抵抗を感じます。
だからこそ、女性から男性へのDVというものはなかなか表面化しないわけですけども。実際は思っている以上に多いものだと思いますよ。
一方的にヒステリックになるのもDVだし、長期間に渡る無視もDVだし。
友達や親類縁者に相談と称して悪評をばらまくのも男性からしたら精神的な苦痛になるでしょう。
男性にDVしてしまう女性というのは、女であることの弱さを盾にして無法になってしまう人が多いですね。
『女は弱いんだから男が守ってくれて当たり前』という図々しい甘えがあるわけです。だから男の弱さは決して許さないようになってしまい、それが精神的なDVになってしまうわけですね。
これは自立心の欠如が圧倒的な原因です。
女は強くなってナンボ、女の強さは女の美しさです。
ひとりで立てないような女が、どうやって惚れた男を支えることができるのでしょう。」
男性は自分の弱みをあまり口外しないため、女性から受けたDVは表面化しにくいようです。また、暴力というよりは、感情的に怒ったり、無視し続けたりするという精神的な暴力が多いのも、女性のDVの特徴といえるでしょう。
<参考文献>
『面白いほどよくわかる!「男」がわかる心理学』(齊藤勇)
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)
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