なぜ暴力をふるう?DV男の心理とは
突然理不尽な暴力を振るうDV男に心身を壊されてしまうことのないよう、いち早くその心理を理解する必要があります。DV男が暴力的になる心理について、詳しく解説していきましょう。
支配欲をコントロールできない
DVとは無縁の男性でも、支配欲を持っている人はいます。特に、愛する彼女に対しては「自分だけのものにしたい」という気持ちが強く働くのでしょう。
とはいえ、普通の男性は支配欲をコントロールすることができるため、DVには至りません。DV男は支配欲をコントロールできないため、暴力的な行為を働いてしまうのです。デートDVの多くは、支配欲のコントロール不足から起こるといっても良いでしょう。
好きだという気持ちを上手く表現することができず、暴力で彼女を振り向かせることしかできないDV男。擁護するわけでは決してありませんが、ある意味、DV男も苦しんでいるのです。
自分は特別だと思っている
DV男は、自分は特別な存在だと思い込んでいます。そのため、少しでも気に入らないことがあればDV行為を働いて、自分の存在を知らしめようとする特徴を持っています。
簡単にいえば、DV男は彼女のことを自分の奴隷だと思っています。そこには、「何事においても彼氏を優先するのが彼女の務めだ」という自分勝手な心理があるのです。
まるで、自分が神だといわんばかりの心理が働くのは、子どもの頃から甘やかされて育ったことが原因になっていることも。彼氏が極度なマザコンだと感じているなら、注意しましょう。
愛情表現だと思っている
自分の気持ちを素直に表現するのが苦手なDV男は、当然ながら愛情表現も下手です。中でももともと口下手なDV男性は、言葉で伝えられないぶん暴力的になるので注意しましょう。
口で伝えられないなら優しい態度で表せばいいものを、DV男の場合は、「言葉で言わなくても彼女なら察しろ」という自分勝手な心理が発動して、暴力的な手段をとってしまうのです。愛する人への愛情表現がどんなものなのか知らないために、DVという行為に出てしまうのですね。
男尊女卑の思考が強い
男尊女卑の思考を強く持っていることも、DV男の特徴です。これは、父親が絶対的な存在の家庭や、父親が母親にDVをしていた家庭で育ったDV男性に多くみられる特徴かもしれません。
父に従う母を見て育っため、女性は男性に尽くすもの、従順であるものだと思い込んでしまいます。そのため、彼女が自己主張したり反対意見を言ったりすると、「女のくせに俺に反抗している」と感じ逆上してしまうのでしょう。
男性も女性も同等であるべき今の時代に、時代錯誤もはなはだしいですね。しかし、そういった男尊女卑の家庭環境がDV男を作り出す原因にもなっています。
暴力を軽く考えている
暴力は振るわれたほうと振るったほうでは、その認識が違う場合があります。DV男は、自分が暴力をふるっても、それほど大変なことをしたという意識を持っていません。
DV行為には、彼女に対する支配欲が関係しています。どんなことがあっても暴力はあってはならないことなのに、「彼女なんだから彼氏に尽くすのが仕事」「そうできない彼女が悪い」などと自分勝手な解釈をして暴力を振るうのがDV男なのです。
また、DV被害を受けた女性の中には「今日はたまたま機嫌が悪かったんだろう」と彼氏の暴力を容認してしまう人も。機嫌がどうであれ、暴力は許されません。上記のような特徴に当てはまる男性には十分に注意しましょう。
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