「女性の嫉妬」に関する専門家の意見やアドバイス
女性の嫉妬は恋人のまわりにいるあらゆる女性に対して向けられる
なんでもないとはわかっていても、恋人のまわりにいるあらゆる女性たちに対して、モヤモヤとした気持ちを抱いた経験のある人は少なくないでしょう。『愛する気持ち、愛されたい気持ちの伝え方―「好きな人」ともっと気持ちが通じあう本』(吉元由美)には、以下のような記述があります。
「自分の気持ちをクールに見つめるということを、人は案外できないものだ。また自分の気持ちの動きや行動を分析するということも、なかなか思いつかなかったりする。分析しなくてはならないのは、自分でも直面するのを避けたくなるようなポイント。いつまでも避けていては、何も展開していかない。もしもその恋を少しでも大切にしたいと思うのなら、勇気を出して自分のモヤモヤとした気持ちを見つめてみることだ。
恋をしているとさまざまな気持ちが心の中を駆けめぐる。中でもやっかいなのがジェラシー、嫉妬だと思う。ジェラシーのどろどろとした(たぶんジェラシーを抱いている本人は気づいていないことが多い)気持ちは、どこか悲しい感じがしてならない。私自身がもっとも避けたい気持ちのひとつだ。
悲しさや淋しさのベクトルというのは、多くの場合、自分自身に向かっている。なぜジェラシーをもっとも避けたいかというと、気持ちのベクトルの矢が第三者に向いているからなのだ。こうなってくると、気持ちをクリアにする方法を見つけにくい。あまりにも対象が明確なだけに、自分の中で第三者に気持ちの矢を突き刺してしまう。
ジェラシーを感じがちだというのは、性格的なことも多分に影響するだろう。そういうタイプの人は、恋人にだけではなく、友達や同僚など恋愛に関係のない同性にもジェラシーを抱きがちだ。過度にジェラスしてしまうケースには、また別の解決方法を考えなければならない。ついうらやましいと思ってしまう自分に、どんな価値を与えたら納得できるのだろうか。
女性が感じる恋愛におけるジェラシーの対象は、やはり女性である。恋人のまわりにいる女性たち。仲のいいクラスメイト、同僚、女友達、昔の恋人、彼に想いを寄せる女性……。極端な話、恋人のまわりにいるどんな女性でもジェラシーの対象になりうる。会社にかけるといつも電話に出る女性。声だけしか知らないけれど、もしかしたら……。恋人の話によく出てくる女友達……。何もないとわかっていながらも、楽しそうに恋人が話しているのを見ると、ついつい疑いたくなってしまう。そんなふうにジェラシーの種がひとつ、恋する気持ちに蒔かれてしまうのだ。
恋人のまわりの女性たちに、誰もが小さなジェラシーを一度は感じたことがあるだろう。感じるな、と言っても無理なのだ。ただそこでジェラシーの芽を育ててしまうのか、摘んでしまうのか、それは人それぞれの性格や選択にかかっている。笑い飛ばしてしまうのか、ドロドロにしてしまうかの見極めが大切だと思う。
女にとって、恋人に軽くジェラスされるのはときにうれしいもの。心配されているような、愛されているような気持ちになる。
ときどき少しばかりのいじわる心が働いて、恋人を困らせたくなったりするものだ。いたずらに彼の心にさざ波を立たせるようなことを言っては、反応を楽しむ。男あしらいの上手な女性は、たぶん相手のジェラシーを巧みに刺激しているに違いない。ほどよいジェラシーを抱かせるには、やはりこちらがジェラシーを楽しむくらいの余裕がなければならない。」
嫉妬は自分を苦しめるだけでなく、好きな男性を困らせるものでもあります。難しいかもしれませんが、嫉妬心をむき出しにせず、むしろ笑い飛ばせるような余裕を持ちたいところです。
嫉妬から気持ちをそらす方法
彼のいないところで嫉妬に燃えていても、心も時間も浪費するばかりです。『嫉妬を癒しに変える最高の心理術』(としこ)には、以下のような記述があります。
「彼に依存している人は、彼と喧嘩したり、連絡が途絶えたり、LINEの返信がないなど、上手くいってない時に私生活が乱れてしまう人は、案外多いものです。自分はひたすら家に籠り食事も与えず、眠る事もせず笑わない…これは、自分に虐待しているのと同じなのです。自分を大事にするどころか、蔑ろにしているのが判りますか?今、挙げたのは一部の例ですが、こうして聞けば、自分を大事にすると言う事が少しお判り頂けたでしょうか?このままでは、貴方が辛いだけです。すぐにでも抜け出しましょう。
まずは、『寂しい』『悲しい』『辛い』『モヤモヤする』など、気持ちが不安定になりそうな時はすぐに思考を切り替えましょう。簡単に言うと、落ち込みそうになったら、違う事を考えよう♪と言う事です。彼と喧嘩をして、LINEを無視されているのに、別の事なんて考える事出来ない…そう思ってしまいますよね。勿論お気持ちは判ります。しかし、何度もお話しの中に出てくる様に、執着は、こういった時に育っていきます。最初から切り替えるのは難しいですが、徐々に少しずつやっていきましょう。これが出来るようになれば、辛い気持ちで過ごす時間が圧倒的に少なくなります。貴方は、自分を大切にする為にやるのです。
★不安に襲われた時、占い等しない。
★泣きそうになった時、自分が笑えるモノを観る(お笑いやドラマなど)
★眠れない時、読書(漫画や雑誌でも良い)する。
★寂しさに圧し潰されそうな時、入浴したり音楽を聴いてリラックスする(両方でもいいですね)
こんな風に、心が不安に襲われた時すぐ違う事をする様にしましょう。少し強引かな?と思ってもいいのです。マイナスで、ネガティブな事はすぐに消し去りましょう。切替える事はどんな事でも構いませんので繰り返す事を癖づけしましょう。」
気持ちの切り替えを繰り返すことで、それを習慣化できるようになります。嫉妬心に飲み込まれず、毎日をポジティブに過ごせるようになると良いですね。
<参考文献>
『愛する気持ち、愛されたい気持ちの伝え方―「好きな人」ともっと気持ちが通じあう本』(吉元 由美)
『嫉妬を癒しに変える最高の心理術』(としこ)
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