「自分語り」をする人の特徴とは？周囲の印象と上手な接し方も紹介

自分語り女子への対処法

何かと自分の話をしたがる女性は少なくありません。このタイプの人は、自己承認欲求が強く、とにかく誰かに話を聞いてもらいたいと思っていることが多いようです。しかし、聞いている人にしてみれば、興味のない話題がずっと続くことになるので、反応に困ってしまうもの。『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』（山名裕子）には、以下のような記述があります。

「◎会話独占状態のときの対処法
自分語り女子は自分が人の会話を泥棒していることや、人を不快にさせていることに気づいていないことがほとんどです。
ですから、グループで付き合うときには、話を取られた人のことをフォローしてあげましょう。会話が一人独占状態になったときに『私、○○さんの話がどうなったのか続きを聞きたい！』と言って話を戻せば、自分語り女子と一緒でも、みんなのフラストレーションがたまりにくくなります。

2人で話しているときは、いちいち真剣に聞いていると疲れてしまうので、こちらも話半分で聞き流して構いません。
そのときは相手が使った単語を繰り返して相槌をうつ、バックトラッキングで『聞いています』アピールをすれば疲労感は軽減できます。言葉を繰り返すだけで、相手は思う存分話すことができて満足してくれるはずです。

◎会話を盗んだことに気づいてもらう方法
周りが苦笑いしていたとしても『今日は、私が場を和ませた！』くらいに思っていることが多いので、この状態を変えたければ、その人が会話泥棒をしている事実に気づかせてあげるのが親切。
本人におしゃべりの自覚がないので『私も〇〇ちゃんに相談したいことがあるから、また時間あるときに効いて』『〇〇ちゃんってすごく話し上手だね』などと、明るく伝えてあげると『あれ？私ってしゃべりすぎ？』と気づいてセーブしてくれる可能性が高くなります。」

自分語りをしている人は、悪気があってそのようにしているわけではないようです。適当に受け流したり、皆で盛り上がっているときに会話泥棒しているようなら「さっきの話に戻そうか」と流れを整理したりして、うまくかわすといいでしょう。

自分語り男子への対処法

女性だけでなく、自分語りが好きな男性もいるでしょう。男性の場合、過去の自分の「武勇伝」を語りたがる人が多いようです。『「男」をわかるほど、すべてがうまくいく。』（潮凪洋介）には、以下のような記述があります。

「『昔はオレもさぁ、営業成績連続トップを飾ったもんだよ～』
『若い頃はやんちゃで、よくクラブで喧嘩してムカつく輩をぶっとばしてたなあ』

飲み会へ行くたびに聞かされる武勇伝。
つまらないし、ウザいなあ……そんなふうに思ったことはありませんか？　あからさまにイヤな顔をするのも気まずいし、話をぶった切るのも勇気がいるものです。
でも貴女だけでなく周りもそう思っている可能性大。いくらウザくても、みんなから疎まれてしまってはかわいそうですよね。

そこで、あなたの腕の見せ所。
合いの手をうまく入れたり、秀逸な質問をしたり、あるいはツッコミやいじりを適度にしながら、おもしろいトーク番組風に仕上げてしまいましょう。
あなたの秀逸なナビゲートで『めんどくさい人』を、すこし尊敬されて、ちょっといじられ屋で、愛される存在へと導いてください。

さらに高等テクニックですが、『自慢』を『教育コンテンツに変える』ことに挑戦してみましょう。自慢話を聞かされて終わりではなく、そこから『セオリーを学べる』ように仕向けるのです。

『営業成績1位のコツは何ですか？3つ教えてください！皆さんも一緒に聞いてくださいね！』
『先輩！その話また出ましたね！（笑）前回と別のコツを教えてください』
ただの『厄介者』な男でも、上手にいじれば『愛され珍獣』へと変身します。
それもあなたの腕次第ですね。
男性上司の顔も立ち、あなたも何かを得ることができ、一挙両得。
互いにWIN―WINの関係を築くことができますね。」

このように、聞く側にはうっとうしいだけの「武勇伝」も、上手に突っ込んだり、そこから何か教訓のひとつでも引き出したりできれば、相手の顔も立ち、場の空気も盛り上がるかもしれません。

＜参考文献＞
『読むと心がラクになるめんどくさい女子の説明書』（山名裕子）
『「男」をわかるほど、すべてがうまくいく。』（潮凪洋介）