「職場の先輩」に関する専門家の意見やアドバイス
職場の先輩が不愛想……私、嫌われてる⁉
職場の先輩に好意を抱いている女性は少なくないでしょう。男性は年齢を重ねるごとに不愛想になるという説もあるので、冷たくあしらわれたからといって諦めるのは早計かもしれません。『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』(内藤誼人)には、以下のような記述があります。
「男性は、若い頃はまだしも、年を重ねるごとにどんどん不愛想になっていくようです。
(中略)
デサンティスは、新聞と雑誌に載せられた男女の写真を分析してみました。子どもの男女1639枚、10代の男女200枚、成人した男女の写真200枚です。
デサンティスは、笑顔を3段階に分け、『フルスマイル』(口が開いている笑顔)、『部分的スマイル』(口は閉じているが、口角は上がっている)、『笑顔なし』の3分類をしてみました。
すると、子どもの写真では男女差はなかったのに、成人になると女性は『フルスマイル』で写真に載っているのに、男性は『笑顔なし』が圧倒的に多いことが判明しました。
このように、とにかく男性は笑いません。無愛想なのが、男性の特徴です。笑顔を見せれば、もっと、もっと魅力的に見えるはずなのに、なぜか男性はそうしないのです。わざわざ自分の印象を悪くするような、あるいは魅力をおとしめるようなことをしているのですから、こんなにおかしなことはありません。
私は『男性でも、女性でも、笑っているほうが魅力的に見てもらえる』ということを心理学を勉強してわかっているので、人に会うときには、それこそずっと微笑むようにしています。」
このように、年を重ねた男性は、どんどん笑わなくなっていくのが普通だと考えた方がよさそうです。さらに職場であれば、むやみに笑顔を振りまく人は少ないはずです。意中の先輩が無愛想だからといって脈がないと決めつけなくてもいいかもしれません。
職場恋愛は難易度が高い
社会人になると、職場で一日の大半を過ごすため、そこで恋の相手を見つける人も多いでしょう。うまくいっている間はともかく、別れることになった場合、気まずい状態に陥ってしまう覚悟はしておいたほうがいいかもしれません。『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)には、以下のような記述があります。
「もともとね、同じ環境内での恋愛は難易度が高いものなんです。
同じ学校、同じサークル、同じバイト、同じ社内……。
いろんなケースがあるんですが、『別れたのに毎日顔を合わさなきゃならない』ということも恋愛難易度の高さの大きな理由のひとつに含まれます。
でもそれよりももっと難易度が高いのは、同じ環境内で恋愛を維持することなんですよ。
同じ環境内にいるということは、毎日長い時間顔を合わせていなければならないということなんですけど、恋愛において重要なのは、どちらかといえば一緒にいない時間なんですよね。
一緒にいない時間に相手のことをどう思えるのかが恋愛の肝であり、そこから信頼が生じてくるものだと思うんですよ。その信頼を受けて、お互いがその信頼に値する人に育っていく部分が恋愛には大きくあると思うんです。
その信頼を育む空白の時間作りが、同じ環境内だと難しくなってしまうわけですね。
四六時中一緒にいるとどうしても”見えてしまう”じゃないですか。その見えてしまっているもの以上の信頼は、なかなかできづらいものになってしまうんですよ。
すると必然的に、お互いがお互いの信頼で成長し難い関係になってしまうんですね。
成長し難い関係というのは衰退していく関係とイコールですから、結果破綻してしまうケースが多いんです。そしてその恋愛難易度は、そのまま別れた後の『他人に戻るという工程の難しさ』に引き継がれてしまうんですね。
もちろん同じ環境内で幸せになった人たちはたくさんいます。その人たちが大切にしていたのは何かといえば、各々の一人ひとりの時間なんですよね。」
このように、職場恋愛には、四六時中、同じ空間を共有することによるデメリットも多いようです。関係構築の秘訣は「一緒にいない時間」にあると心得て、上手に距離をとりたいところです。
<参考文献>
『図解 身近にあふれる「男と女の心理学」が3時間でわかる本』(内藤誼人)
『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』(DJあおい)
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