夫婦関係がうまくいかない原因とは？改善＆対処法と夫婦円満のコツ！

「この人となら楽しく人生が歩める」「気が合うのでケンカすることもないだろう」そんな淡い期待を持って結婚をしたはずなのに、時間が経つにつれて夫婦関係がうまくいかないと感じる時が出てきます。このようなことは、誰にでも起こり得ることであり珍しい話ではありません。

世の中には、夫婦関係がうまくいく夫婦と夫婦関係がうまくいかない夫婦がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。夫婦関係がうまくいかないと感じる原因を探り、夫婦関係を改善する方法をチェックいきます。せっかく見つけた伴侶と分かり合える関係を目指して、実践していきましょう。

夫婦関係がうまくいかない夫婦には、必ず原因があるはずです。まず、自分たちはどのタイプの夫婦なのか見極めることが大切だと言えるでしょう。夫婦関係がうまくいかない原因でありがちなものをピックアップしていますのでチェックしてみてください。

話し合っても意見が合わない

「ことごとく意見が合わないため、最近は話し合う気力がない」(29歳/男性/営業職)「これを止めてほしいと言っても、改善するどころか不機嫌になるだけ」(35歳/男性/企画部)

夫婦なのに意見が衝突してしまうと、ストレスが溜まってしまいます。夫婦関係を数十年継続させていかなくてはならないのですから、当然どちらかが引かなくてはいけません。しかし、どうしても譲れないことがあるとなかなか引けませんね。話し合いが平行線になり、一緒にいることそのものが苦痛になってしまいます。

些細なことから大きなことまで、意見が衝突することがほとんどという状況なら、夫婦関係がうまくいかないのは無理もありません。

ケンカばかりしている

「もう嫌すぎてどんな小さい指摘でも言い返してしまう」(27歳/男性/SEプログラマー)「新婚当時は気にならなかったことが目に付くようになり、ケンカが絶えない」(31歳/女性/保育士)

自分の意見を伝えようとすることは、夫婦関係を持続させるためにも必要なことです。しかし、話し合いの度に大ケンカになって、常に冷戦状態になっていませんか。この状態になってしまうと、もはや両者に話し合う気はなく「言ってもどうせ分からない」と決めつけている危険があります。

相手に期待する気持ちはほとんどなく「どうせ分からないのだから、意見してくるな！」という気持ちになってしまい、夫婦関係は上手くいかなくなってしまうのです。

セックスレス

「最近は誘っても嫌がるので誘いづらくなってきた」(29歳/男性/歯科衛生士)「セックスする暇があったら寝たいし、いっそのこと家事でもやっている方が有意義だと感じてしまう」(27歳/女性/医療事務)

夫婦のスキンシップであるセックスに義務感が出てきてしまうと辛いですね。子供ができた夫婦に多い悩みであり「疲れているのにそんなことしたくない！」「普段頼りないのに、そんな時だけ調子よく誘ってこないでほしい！」と嫌悪感まで抱く人もいるようです。

セックスレスだから夫婦関係がうまくいかない、夫婦関係がうまくいかないからセックスレス、どちらが先かは分かりませんが、やはり深刻な状態であると言えるでしょう。

家事育児に参加しない

「夫は仕事、妻は家事育児だと決めつけて何もしない。でも私も仕事しているので不公平しか感じない」(25歳/女性/飲食店パート)「育児にまったく興味がなく、休日は趣味のテニスで一日帰ってこない」(38歳/女性/歯科助手)

高収入でセレブ生活を送らせてもらっているなら「家事育児は女の仕事！」と言われても納得せざるを得ませんが、共働きで家事育児に不参加だと不満も溜まってしまいますね。仕事の付き合いという言い訳をして自由に好き勝手されると思いやりは感じません。家族を持ったのだから、家族をもっと大事にしてほしいと願うのは当然のことなのです。

義父母との関係が悪い

「義母が嫌味、口出しをするのに横で何も言わない」(31歳/女性/看護師)「義父母のアポなし訪問で文句を言ったら、悪気はないから我慢しろと…」(34歳/女性/専業主婦)

結婚して多くの妻が悩まされる「嫁姑問題」ですが、この問題を乗り越えられるかどうかは旦那にかかっています。旦那が「悪気はないのに、どうして悪く取るの？」「それくらい我慢しろ」という態度だと嫁姑問題に亀裂が入り、取り返しのつかないことになってしまいかねません。

義母が原因で離婚する人がいるほど、義父母との関係は夫婦の関係にも影響するものなのです。義父母が原因で夫婦関係がうまくいかないと感じる人は、何か対策を講じなければなりませんね。

夫婦関係がうまくいかない時、何が原因でうまくいかないのか考えたことがあるでしょうか。ほとんどの人が夫婦関係がうまくいかないのは仕方のないことだと考えている傾向にありますが、やはり原因を突き止めて改善していくことをおすすめします。自分と照らし合わせて、夫婦関係がうまくいかない原因を探っていきましょう。

価値観の違い

人間は価値観が違う相手といても苦痛を感じてしまうものです。長い時間家族として一緒に人生をともに歩むはずのパートナーとの価値観が違うのは辛いですね。例えばお互いの趣味など、自分に関係しないことなら許せても、金銭の使い方や子育ての方針など、自分に大きく関係することで価値観が違うとストレスが溜まってしまいます。

そうは言っても、正反対の意見を一致させるのは難しいので、お互いがどのように歩み寄るかがポイントになってくるでしょう。

コミュニケーション不足

子供ができると、家事育児、仕事、付き合いと超多忙な毎日が続きます。夫の休みが合わない場合は、話し合うことがほとんどなくなってしまうことも珍しくありません。夫婦間と言っても、やはり言葉に出して言わない限り誤解がとけないこともあるため、コミュニケーションを取ろうとすることはとても大切なのです。

朝食だけは家族そろってゆっくり食べる、夫の休みに合わせて自分も休みを取るなど、コミュニケーションを取れるように努力することが必要だと言えるでしょう。

相手の意見を聞かずに決めてしまう

「週末、俺の親が来るんだって」「新作のゲーム買ってきた」など、相手の意見も聞かずに勝手に決めてから事後報告していないでしょうか。「子供の英会話に申し込んできた」と、子供のためだから良いでしょうという態度で話してこられても、相手は困惑してしまいます。まず、事前に相談する気持ちを持つようにしましょう。

問題に向き合わない

嫁が姑に困っていても「面倒くさい」と知らんぷりしていないでしょうか。また「家事育児を手伝って」と言われているのに無視していないでしょうか。問題に向き合ったり、ぶつかり合ったりすることは、なるべく避けたいという気持ちは誰にでもあるものです。

しかし、逃げてばかりでは問題はいつまで経っても解決しませんし、それどころか泥沼化してしまう恐れも否定できないのです。長い結婚生活を送る上で、問題がまったく出てこないことはあり得ない、その都度解決する必要があると理解しておきましょう。

夫婦関係がうまくいかない原因などを探ってきましたが、夫婦関係がうまくいかない人ばかりではありません。夫婦関係がうまくいかない人と、夫婦関係がうまくいく人とでは、何が違うのでしょうか。その違いを見極め、夫婦関係がうまくいく秘訣を探っていきましょう。

本音で話し合えるかどうか

夫婦だからと言って遠慮していてはいけません。その場の空気が悪くなることを恐れていても、問題解決にはならないのです。それどころか我慢していると、ある日我慢が限界に達し、大ゲンカになることもあり得るでしょう。夫婦なのですから、自分の思っていることを常に伝える努力をしてみましょう。

夫婦関係がうまくいっている夫婦は、こまめにコミュニケーションを取り、本当の気持ちを伝える努力をしているのです。

価値観のすり合わせができるかどうか

いくら好きで一緒になった夫婦だと言っても、価値観がすべて合うわけではありません。夫婦関係がうまくいかないのは「価値観が思った以上に違う」ということが原因になっている場合も多いです。結婚した時は価値観の違いが新鮮だったのに、今では嫌悪感でしかなくなっているのはなぜなのでしょうか。

夫婦関係がうまくいく夫婦は、価値観のすり合わせができています。「金銭面はこのようなルールを徹底する」「いくら親族でも私に許可なく家に入れない」など、どうしても譲れないことはルールとして決めてしまいましょう。事前に話し合っておくことで、トラブルは最小限におさえられるはずです。

譲歩する気持ちがあるかどうか

相手から意見を押し付けられて気分の良い人はいません。夫婦関係がうまくいく夫婦は、うまく譲歩し合っていることが多いです。「家事はしなくて良い。育児だけは参加してほしい」「飲み会に行っても良いが、月二回まで」「お互い一人の時間を作れるように協力しあう」など、譲歩できるところも作るようにしましょう。

「育児もやってよ！」「飲み会行き過ぎじゃない？」と言われるとムッとしてしまいますが、譲歩されると悪い気はしません。お互いの気持ちを理解し合えるように努力していきましょう。

他人と比較するかしないか

「ママ友の旦那様はイクメンなのに！」「友人の旦那は高収入なのに！」「よその旦那さんはもっと優しいのに！」と、比較していませんか。つい、他人の境遇と自分の境遇を比較してしまいがちですが、世の中には膨大な数の夫婦がいるのです。よその夫婦の良い点だけを見て「自分の旦那は…」とため息をついてもキリがありません。

夫婦関係がうまくいく夫婦は、他人と比較することなく自分たちの価値観だけで無理なく過ごしています。周囲に合わせようとすると辛いだけですので、自分たちなりの夫婦像を築いていきましょう。

夫婦関係がうまくいかない場合、改善していく方法はあるのでしょうか。夫婦として生活する上で、どのようなことを意識しながら改善していけば良いのかを紹介していきます。夫婦関係がうまくいかないと悩んでいる人は、一緒にチェックしていきましょう。

小さなことでも話し合う

夫婦関係がうまくいかないと悩んでいる夫婦には「話し合わない」という共通点があります。「話し合うことでケンカになるのが面倒」「話し合ったところで理解を得られるわけがない」そう思って話し合わないのですが、これでは一向に問題は解決しません。コミュニケーションを取らないようでは、夫婦関係がうまくいかないのは無理もありませんね。

子供の習い事について、休日の過ごし方について、どんな些細なことでも良いので、まずは話し合うことから始めてみましょう。

相手に期待しすぎない

「言わなくてもこれくらい分かってくれるはず」そう思う妻が非常に多く、それに対して「言わなけらば分からないのは当然だ」と考える旦那も多いのです。「家事くらい手伝ってほしい」「飲み会くらい控えるようにしてほしい」と旦那に期待しすぎるのは止めましょう。本当にお願いしたいのなら、きちんと伝えるべきなのです。

残念ながら、言わなくても分かってくれる旦那はほぼいません。それを肝に銘じて、言うべきこと言わなくても良いことを見極めるようにしたいですね。

コミュニケーションを増やす

夫婦も長年連れ添うと空気のような存在になり、会話が少なくなってしまうことも珍しい話ではありません。コミュニケーションを取らずして「夫婦関係がうまくいかない」と悩んでいるようではいけませんね。多忙な毎日が続きますが、たった30分でも夫婦二人だけの時間を取れるように努力し、夫婦だけで話し合える時間を作りましょう。

コミュニケーションが円滑になると「夫婦関係がうまくいかない」と悩むことは激減するでしょう。

小さなことでも感謝するように心がける

「やってもらって当たり前」と考えている旦那が多い世の中ですが、一方の妻の方もそう考えていることが多いのが事実でもあります。洗濯物を干してもらった時に「干し方が悪い！」洗い物をしてもらった時に「汚れが落ちてない！」などと言っていませんか。これでは夫婦関係がうまくいかないのは当然のことだと言えるでしょう。

旦那も妻も、相手に対して「感謝」という気持ちを持つことが大事なのです。毎日の生活の中に、たくさん「感謝すべき点」があるはずですので、今日から意識するようにしてください。

夫婦関係がうまくいかない時の改善方法を実践しても、やはりうまくいかないという場合もあり得ます。どうしても夫婦関係を改善できない時、どのように対処すれば良いのか確認していきましょう。

カウンセリングを受ける

二人だけの話し合いに限界を感じたら、プロのカウンセラーにアドバイスをしてもらう方法もあります。「夫婦カウンセリング」と言って、夫婦間の問題（意見が合わない、ケンカばかり、浮気問題など）についてカウンセラーを交えながら話し合う方法です。夫婦二人で受けることも、夫か妻が一人で受けることも可能ですので、悩みを抱え込まずに相談してみましょう。

忙しい人は、電話カウンセリングや、カフェなどを利用したカウンセリングもできるようです。一度ホームページなどをチェックしてみてください。

第三者を交えて話し合う

夫婦だけで話し合うと、興奮して暴行するなど、対立がエスカレートすることもあり得ます。夫婦関係がもともと対等ではない場合、話し合うことすらできない場合もあるでしょう。カウンセラーによるカウンセリングは有料で、しかも高額である場合も多いので、まずは両親や兄弟など身近な信用できる相手に相談してみるようにしてください。

第三者の目があれば、興奮もおさえられますし、どちらかが無理を言っている場合に第三者に諭してもらうこともできます。また第三者の意見をふまえながら、自分たちの意見を落ち着いて修正していくこともできるでしょう。

調停を利用する

夫婦関係がうまくいかない場合、裁判所の調停手続きをする方法もあります。「夫婦円満調停」と呼ばれるもので、夫婦関係がうまくいかないことについて調停委員を通して話し合う方法です。夫婦は別室で調停委員に対して話をするため、本音を言いやすいというメリットがあり、和解案などをアドバイスしてもらえることもあります。

あくまで夫婦円満を目的に行われるものであり、同居しながらでも受けることは可能ですので、夫婦関係がうまくいかないと悩んでいるのなら思い切って相談することをおすすめします。費用は収入印紙1,200円分と連絡用の郵便切手代のみで、相談料を気にする必要はありません。書類も申立書や戸籍謄本を提出するだけです。

何をしてもうまくいかないなら一度別居してみる

夫婦関係がうまくいかない時の改善方法や対処法を試してみたものの、やはり改善が難しいと感じた場合、「もう離婚する！」と極論を出してしまいがちです。しかし、子供がいると簡単に離婚することもできません。ここは一度別居して、パートナーがいない生活をしてみましょう。別居して自分がどう感じるのかも確認しておくべきです。

別居して何の問題もない、もしくはこの方が快適だと感じるなら、離婚もアリだと言えるでしょう。本当に夫婦関係を修復するべきなのか、あるいは終わらせるべきなのか、しっかりと見極めるようにしてください。

夫婦関係がうまくいかないと悩んでいる夫婦は、円満夫婦を参考にするといろいろな気づきが得られるかもしれません。円満夫婦にあって、うまくいかない夫婦にないものとは、一体何なのでしょうか。良好な関係を保つコツを見つけてください。

歩み寄る気持ちを大切にする

「妻を批判してばかりいたが、妥協点を見いだして譲歩するようにしたらケンカが激減した」（42歳/男性/公務員）
「趣味に没頭する夫から『家事を半分やるから理解してほしい』と言われ、少し大目に見る気になった」（32歳/女性/看護師）

夫婦関係がうまくいかない夫婦は、お互い自己主張ばかりして歩み寄る姿勢が足りないケースが多いようです。円満夫婦は、お互いうまく譲歩し合って折り合いをつける努力をしているのです。自分の意見を言う時は相手の意見をまず聞いてからにするなど、工夫をしてみましょう。

問題点を放置しない

「旦那の浪費癖がひどいので、月いくらまでなら使ってもOKか徹底的に話し合いました」（30歳/女性/工場勤務）
「自分の母と妻の折り合いが悪いことは知っていたが、面倒だし放置していたら絶縁状態になるほど泥沼化してしまった」（34歳/男性/土木作業員）

自分に非があることを分かっていながら問題を放置すると、相手に我慢をさせることになってしまいます。我慢が限界に達してしまう前に、問題点について徹底的に話し合いましょう。問題点を放置している状態で「夫婦関係がうまくいかない」などと悩んでいても、解決できないのは当然なのです。

うまくいかない時期でも適度にスキンシップをとる

「夫婦関係がうまくいかない時期もあったが、手をつなぐことを止めなかったので憎しみは湧かなかった」（28歳/女性/銀行員）
「二人で料理を作るなど、距離が離れすぎないように工夫して、うまくいかない時期を乗り越えた」（36歳/男性/製造業）

スキンシップは大事ですが、夫婦関係がうまくいかないと感じる時にセックスする気にはなれないでしょう。ですが、手を繋ぐ、ハグをする、といった程度なら受け入れられるのではないでしょうか？夫婦関係がうまくいかない時でもできるような、適度なスキンシップを取り続けるように意識しましょう。

夫婦だけで話し合える時間をとる

「多忙すぎてすれ違ってばかりだったが、月に一度は子供を預けて食事をするようにしたら夫婦仲が戻ってきた」（36歳/女性/ライター）
「シフト制の仕事で妻と休みが合いにくいが、極力同じ日に休めるよう努力した」（32歳/男性/営業職）

夫婦関係がうまくいかない場合、話し合う時間をとることが必要になります。すれ違った状態を放置しても状況は悪化する一方なので、数時間ランチをともにするなどでも良いですから、話し合える時間を早急に確保するようにしましょう。話すことで交流が深まり、離れた心も戻りやすくなるのでおすすめです。

夫婦関係がうまくいかないのはダメなことだと決めつけない

「何をやってもうまくいかない場合は、時間が解決するのを待つようにしている」（38歳/男性/営業職）
「うまくいく時とうまくいかない時を繰り返している。それはそれで仕方のないことだと思っているので問題にしていない」（27歳/女性/IT関連）

パートナーとは長い人生をともに過ごすのです。うまくいく時もあれば、うまくいかない時もあるのは当然でもありますね。夫婦関係がうまくいかない時に修復しようと努力することも必要ですが、すぐに成果が表れない場合もあるので、「夫婦関係がうまくいかないのなら離婚しかない」と勢いで決断するのは危険かもしれません。

夫婦関係がうまくいかないのは良くないことだと決めつけずに、解決の糸口を探しながらも「こんな時もある」と気持ちを楽に持ってくださいね。

夫婦関係がうまくいかないと、どうしても思い悩んでしまいますよね。改善方法を試してみるのは良いことですが、なかなか修復されないからといって、一人で悩みを抱え込むのはやめましょう。人に助けを求めるのは恥ずかしいことではありません。第三者の意見を聞くなどして、冷静に話し合えるように努力していきましょう。

「うまくいかない時もある」ということを前提に、改善方法を実践するようにしてください。せっかく縁があって夫婦になったのです。お互いを尊重しながら、良い人生を歩んでくださいね。