マゾな人の特徴とは？マゾ・サドの意味や見分け方・SM診断まで紹介！

SMの世界の魅力とは？

マゾと聞いて、SMの世界を思い浮かべた方も多いでしょう。『すごくいい! 大人のセックス 』（桜木 ピロコ）では、「奥の深いSMの世界」として、その魅力についての記述があります。

「愛好家も多いSMの世界は、”アブノーマル"といわれる性的嗜好で最も一般的なものです。

『痛い、苦しい、こわい』というイメージがつきまとうSMですが、身体的な損傷を伴うものばかりをSMとはいいません。

どちらかというと、SMの醍醐味は精神世界にあるのです。S=サディズム（加虐）、M=マゾヒズム（被虐）という倒錯関係を指してSMといいますが、精神医学的見地では、SもMも同一であると考えられています。（中略）

なりきるためには、心と頭をコントロールしなくてはなりません。その精神のコントロールこそが本来のSMです。『支配する』『支配される』その関係性をどれだけ完璧に築けるか。そこにSMの楽しみはあるのです。

『支配される』ということは『相手を信頼しきる』ということです。『支配する』ということは『相手のすべてに責任を持つ』ということです。」

SMは、精神世界に醍醐味があるとのこと。言葉や道具を使って痛めつければよいと思ってしまいがちですが、それでは本当のSMプレイの楽しさは味わえないということですね。

また同書では「イヤがることは絶対にしないこと」などと注意点にも触れています。たとえ相手がどれだけマゾだとしても、すべてを受け入れてくれる訳ではありません。

反対に自分がマゾの場合は全てを受け入れようとはせず、NGな部分はハッキリと主張した方が良いでしょう。

M気質を正直に言えない男性も多い？

マゾを公言する男性がいる一方で、男性は強くあるべきとして、自分の中のMな気質から目を背けている男性もいるでしょう。

『ヒアリングセックス』（長谷川 瞳）では、そんな男性に対して次のようにアドバイスしています。

「『SかMかでいえばどっち？』と聞かれたら、あなたはどう答えますか？飲み会などでは定番の話題かもしれませんよね。今日もどこかの合コン現場で、 きっと同じ質問がされていることでしょう。

そして、『俺、超ドSだから』なんて、したり顔で答える男性もたくさんいるはずです。でも、本当にそうなのでしょうか？

『男はSのほうが格好いい』『Mは恥ずかしい』という妙な思い込みからそう発言し、『S』という仮面を着けることで自分を守っているだけではないですか？（中略）

セックスに関するコミュニケーションを取るうえで、正直であること、素直であることは本当に大切なこと。

『俺ってもしかしたらMなのかな？』と感じるのならば、パートナーに素直にそう伝えたほうがセックスをもっと楽しめるようになりますよ。

それも、『俺はMだ』と言うのではなく、『自分でははっきりわからないけど、Mかもしれない』と正直に伝えるべきです。」

本当はMの願望があるのに、無理をしてSっぽく振舞っている男性もいるということですね。もちろん、完璧にS気質・M気質などと分けられない人も多いでしょう。

どちらにせよ、恥ずかしいという思い込みから無理をしても、セックスは楽しめないということですね。マゾであるならば正直になった方が性生活が楽しめるはずですよ。

安易にSMプレイに踏み込むのは危険

性格がマゾなだけでなく、なかにはセックスも激しいSMプレイを求める方もいるでしょう。しかし、彼氏に頼まれたからといって安易にその世界に足を踏み込むのは危険です。

『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋 美玄）では、「危険がつきもののプレイには、 責任をとれる人だけ臨んでください。」として、SMやアナルセックスなどのアブノーマルなプレイを望む男性に対して、次のようにアドバイスしています。

「コミュニケーションのためのセックスと、快楽を追求する”プレイ”は、そもそも別モノ。どちらが上でも下でもありません。

いずれにしろ、ふたりで行うものなので、彼女も本当にそのプレイを一緒に楽しみたいのかどうかを確認し、合意を得てください。うやむやにしたまま引きずり込むのはいけません。

プレイは、ときに危険を伴います。あなたが正しい知識を持っていないなら、うかつに手を出さないほうが身のためです。

（中略）危険な作業をふたりで行うのですから、確固たる信頼を築いておくのも忘れないように！身体の自由を奪うSMプレイにも、これが当てはまります。信頼、安全、知識――この3点をクリアしてからでないと、アブノーマルプレイをする資格はありませんよ。」

SMプレイを含むアブノーマルなプレイには、信頼や知識、安全の確保などが必要とのこと。

パートナーに頼まれたとしても、中途半端な気持ちで危険な行為に手を出さないように気を付けてくださいね。

＜参考文献＞
『すごくいい! 大人のセックス 』（桜木 ピロコ）
『ヒアリングセックス』（長谷川 瞳）
『女医が教える　本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』（宋 美玄）