「性格がいい人」の特徴とは？性格が良い女性・悪い女性の違いはコレ (9/9)

「性格がいい人」に関する専門家の意見やアドバイス

「人の幸せを心から喜べる人」は誰からも好かれる

「性格がいい人」というと、どんな人物を思い浮かべるでしょうか。さまざまな性格が考えられるかもしれませんが、「人の幸せを心から喜べる人」というのは、その代表格ではないでしょうか。『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』（藤本梨恵子）には、以下のような記述があります。

「あなたは他人の成功が喜べますか？昇進、昇給、結婚など、人生には自分の夢を周りの人が先に達成することがあります。

例えば、海外の見ず知らずの人が1000万円の賞金に当たっても何も気にしないかもしれませんが、会社の隣の席の人が当選者なら気になる人は多いのではないでしょうか？遠くの人より、近くの人の成功のほうが気になるのが人間です。

潜在意識の法則から言えば、人の成功を喜べないのは百害あって一利なしです。『相手の成功を喜べない＝自分はそれができない』と潜在意識レベルで感じているということです。自分の成功を喜んでくれない相手に好感を持つ人はいません。

私の友人で以前、本を出版した経営者がいます。私は彼と仲が良かったので、企画書のアイディアを出し合ったり、出版の際にアマゾンキャンペーンの音声インタビューを手伝ったりしていました。彼に出版企画の募集があるサイトを紹介したのも私でした。私も彼も出版することが夢だったので、彼の企画が通過したときに私はとても喜びました。

実を言うと私も何度か応募していたのですが、うまくいかなかったのです。彼が出版してから10年以上が経過し、私もご縁をいただき、本を出すことができました。私は当時から心理学の勉強をしていたので、人の幸せを喜ぶことで、自分もその目標を当然のように達成できると潜在意識に刷り込めることを理解していました。だからこそ、彼の成功を喜べたのかもしれません。

実は、彼の本が出ると、出版を目標にしていた知人から『内容がつまらない……』『正直、嫉妬する……』と言われたそうです。本人は随分驚いていました。彼は『俺だったら、友達が出版決まったら、素直にスゲー！って喜ぶからさ……』と理由を話してくれました。身近な人の成功ほど喜ぶのが難しいのが人間です。

相手に嫉妬するということは、潜在意識レベルで相手に完全に敗北している、勝てないと深い部分で感じていることに他なりません。だから相手が成功したら、我がことのように喜ぶことが相手のためでもあり、自分を成功に近づけるのです。
ライバルの成功でさえ祝福できる人が好かれるのです。」

このように、身近な人に嫉妬してしまうのは仕方のないことですが、それは潜在意識で敗北を認めている証でもあります。人の幸福を素直に喜べる度量があると、周囲に「性格がいい」と思われるだけでなく、自然と成功を引き寄せるのかもしれません。

性格が悪いわけではなく、誰でも苦手な人はいる

苦手な人がいると、「自分は性格が悪いのではないか」と悩んでしまうかもしれません。しかし、誰にでも「合わない人」はいるのではないでしょうか。『オトナの決断力恋愛、仕事、人間関係、欲しいものを手に入れる！』（岡山里香）には、以下のような記述があります。

「（前略）
嫌いな人がいる私は性格が悪いの？
『ストレスになるのなら嫌いな人と無理に仲良くしようとしなくていい』と私は思います。かといって、わざと遠ざけたり、悪口を言ったりするのではなく、いい距離感を保つことが重要です。

誰かを『嫌い』な理由についてですが、もちろん単純に合わない（不一致型）とか、相手があなたに危害を加えてくるとか（危害型）の理由もあると思います。あとは、相手の嫌なところに目が行くということは、あなたがそこに自分自身の嫌な部分を見ていたり（鏡型）、『嫉妬』のところでお話ししましたが、自分が欲しいものを持っていたり（羨望型）ということもあると思います。

『その人のどんなところが苦手なのか？』について分析すると、意外と自分の求めていることや理想のヒントになります。例えば、『明るいところは好き』だけど、『八方美人なところが嫌い』という人がいる場合は、『自分も世渡り上手になりたい』と本当は思っているのかもしれません。また、相手の嫌いなところがわかれば、付き合い方や距離感もわかるはずです。『仲良くしなくてはいけないプレッシャー』から自分を解放してくださいね。」

このように、苦手な人の「こういうところが嫌い」という部分を分析することで、適切な距離感がわかったり、無理に付き合わなくていいと思えるようになったりするようです。また「自分にないものを持っているから苦手」と思うようであれば、なりたい自分像を知ることができ、成長の糧にもなるかもしれません。

＜参考文献＞
『オトナの決断力恋愛、仕事、人間関係、欲しいものを手に入れる！』（岡山里香）
『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』（藤本梨恵子）