中出しに関する専門家の意見やアドバイス
まず「中出しを受け入れる女性」はいない
『すごくいい!大人のセックス』(桜木ピロコ)の一節には、「『中出し』や『顔射』を受け入れてくれる女のコはそうそういない、ということを理解して下さい」と綴られています。
この本に書かれている内容からわかるように、彼女にほぼ毎回中出ししている男性がいるとしたら、それはかなり特別な事です。中出しを普通の感覚でしないように気をつけましょう。
中出しは幸せを感じる
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)には、「女性がもっともエクスタシーを感じるのは、『男性が射精をした瞬間』だという脳波の実験結果をもとにした説もあります」と記述されています。
ごく普通にセックスをしているだけでも幸せなのに、自分の中に思い切り解き放たれる精液の温かみや、大きな男性器をダイレクトに感じれば、つい興奮してしまうのは自然な事なのでしょう。
外出しは避妊ではありません
コンドームをつけたくはないから、外出しする!という人もいるのではないでしょうか。しかしそれでは、避妊にはなりません。
『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)では、著者が以下のように説明していました。
「腟外射精を避妊法だと思っている人がいるとしたら、それはとんでもない間違いです。射精の前からすでに出ているペニスからの分泌液にも精子が含まれていますから、直前に大変な精神力で腟からペニスを抜いても、ときすでに遅しです。」
いわゆる「我慢汁」と呼ばれている分泌液にも、精子は含まれているというのです。この事実を知らない人もいるのではないでしょうか。
本書は続けて「また、うまく腟外に射精できても、精子が女性の分泌液を伝わって腟内に入り込み、子宮内に到達する可能性もあります。つまり、腟外射精は避妊法ではありません。」とも説明しています。
これらからわかるように、どれだけうまく外出しできても、正しい方法で避妊をしないかぎり妊娠のリスクはあるでしょう。
安全日ならOK?
安全日には中出しを受け入れている女性も多いでしょう。しかし、それも確実な避妊方法ではありません。
ひとつ前の項目で紹介した『女も知らない女のカラダ』(対馬ルリ子)では、「生理の周期が乱れがちな人は、排卵日を予測できないのでまず利用できないこと。また生理の周期は、精神的なストレスや環境などでも乱れるので、月経周期が規則的な人であっても、排卵日が早まったり、遅くなったりすることがあるからです。『絶対安全な日』は存在しないと考えてくださいね。」といったように、絶対に妊娠をしない日はない事を説明しています。
また、方法は女性の意思のみで行えてしまうため、男性の理解を得にくいとも言えるでしょう。中出しをするかどうかはお互いの考えが一致しなければなりません。パートナーとよく話し合いましょう。
中出し=愛情では無い
「8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ 『人生最高のセックス』でもっと気持ちよくなる 」〈森林原人〉には、「コンドームをつけずに相手を受け入れることが愛情の証って思っている人は、男女ともにまだまだ多いみたいです。」と書かれています。
避妊をしない=愛情の証というのは、大きな勘違いなのです。お互いのことを想うからこそ、妊娠の可能性を考慮して、必ず避妊をしましょう。
身近な避妊具はコンドームです。今では技術が発達し、まるで付けていないかのような感覚になれるコンドームも発売されていますよ。他にも、女性側が一方的に避妊できる方法もあります。
しかし、中には高額だったり身体に負担がかかってしまう場合もあるため、気軽に手に入るコンドームが一番ではないでしょうか。
<参考文献>
『女が本当にしてほしいセックス』(田辺まりこ)
『すごくいい! 大人のセックス』 (桜木ピロコ)
『8000人を抱いたエリート校出身AV男優・森林原人のケーススタディで学ぶ 『人生最高のセックス』でもっと気持ちよくなる 』(森林原人)
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