「エロい夢」に関する専門家の意見やアドバイス
エロい夢でオーガズムに達する女性もいる
睡眠中、無意識のうちに射精してしまう「夢精」は、男性特有のもの。しかし女性にも、それに近い現象が起きるという説があります。『ずっとずっと愛し合いたい』(宋美玄)には、以下のような記述があります。
「男性の夢精について耳にしたことはあるかと思います。夢精とは、睡眠中、無意識に射精をしてしまうことです。思春期に多いと思われていますが、人によってまちまちで、一生体験しないこともあれば、40歳を過ぎてから経験する人もいます。
夢精に関しては、女性には理解できない男性特有の生理だと思っている人が大半でしょう。ところが、近年になって女性も夢精をするという報告が寄せられています。といっても、女性は射精しないので、夢の中でオーガズムに達するということです。
私はこれを”ドリーミング・オーガズム”と呼んでいます。
ポイントなのは性器に触れるわけでもないのに、膣が痙攣してイクこと。普段はクリトリスでのみオーガズムを得る人が、夢の中では膣でイクなんて不思議なことです。
男性のように一定量の精液がたまったことによって排出される生理現象とは違って、女性の場合は性欲と夢との関係性が推測できますが、まだ明らかになっていない部分が大半で、興味深い現象と言えます。
一般的にも淫夢という言葉があることから、寝ている間に淫らな夢を見ることは男女を問わず、以前からあったのかもしれません。」
このように、女性が夢の中でオーガズムに達するのは、「エロい夢」によるものなのかもしれません。
エロい夢でオーガズムを体験すると、イキやすい体になる!?
女性がエロい夢によってオーガズムに達する現象について、詳細はまだ解明されていないといいます。しかしこの体験は、決して無意味なものではないようです。『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋美玄)には、以下のような記述があります。
「夢精という言葉を聞くと、男性は思春期のころの思い出がよみがえってくるかもしれませんね。いうまでもなく、睡眠中、無意識のうちに射精する現象のことで、10代半ばの男性の特権のように思われています。しかし、夢精の経験の有無や頻度、経験する年齢には個人差があり、生涯のうち一度もしないという人もいれば、30代、40代になっても頻繁に夢精する人もいます。成人して以降の夢精も健全な現象であることおに変わりないので、特に心配する必要はありません。
そして、近年は女性も夢精をするという、興味深い報告が寄せられています。眠っているあいだ、特に身体や性器に触れたわけでもないのに、激しい快感に襲われ、膣が痙攣し、オーガズムに達するというものです。男性と違い、精液を放つわけではないので”ドリーミング・オーガズム”といったほうが、ふさわしいでしょう。
男性の場合は、生死が一定量以上溜まると夢精が起きるといわれていますが、女性の場合は何をきっかけにこのドリーミング・オーガズムが起こるのか、何のために起こるのか、そしてどのくらいの頻度で起こるのかなど、詳細はまだ明らかになってしません。一説によると、性欲が高まったときに夢精をするともいわれていますが、男性のように物理的に溜まるものがあるわけではないので、調査をするにしても簡単にはいきそうにありません。また、夢との関連も今後、研究が待たれます。男性の場合、必ずしもセクシャルな夢が必要というわけではないようで、性的要素がまったくない夢を見ても射精にいたる例も少なくないようですが、女性はどうなのかも興味深いところです。
(中略)
オーガズムは経験によって身体に覚え込ませていくもの。一度でも経験すれば、その後は比較的イキやすくなります。夢精を体験した女性は、少なくともイッた経験があるということになります。女性のオーガズムは深くて複雑なものだと、ますます驚かされます。」
このように、それまでイッた経験がなくても、エロい夢でオーガズムに達することができれば、身体がそれを覚えるようです。セックスで快感を味わったことがない人には、大きな転機になるかもしれません。
<参考文献>
『ずっとずっと愛し合いたい』(宋美玄)
『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』(宋美玄)
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