子どもが癇癪を起してしまう原因とは?
自分の感情を整理できない
大人は嫌なことに対する対処方法を身につけていることが多く、さらに自分自身はどういう人間かということもある程度は理解しているでしょう。しかし、子供は自分がどのような人間なのかが分からない上、嫌なことがあった場合の最良の方法を確立していません。嫌なことに対して自分の感情をどのように整理して良いのかが分からないのです。
言いたいことをどのように表現すれば理解してもらえるのか、したいことをどのようにすればスムーズにできるのかが分からない上、上手くいかない場合の感情をコントロールできないのですから、癇癪を起こしてしまうのは仕方のないことなのかもしれませんね。
疲れや空腹が原因であることも
大人は疲れていると「今日は早く帰って早く寝よう」などと調整したり、空腹であると「コンビニに買いに行こうかな」「家にあるものでサッと作ろうかな」と簡単に問題を解決することができます。子供はまだ自分がどのくらい疲れているのか、どのように疲れをとれば良いのかが分かりません。
さらに空腹だからと言っても、周囲の大人に何とかしてもらわなければ、食べ物を買うことも作ることもできないのです。自分だけで解決できない場合、子供は癇癪を起こして自分の不快さを訴えるようになるのでしょう。この場合、癇癪の解消のために周囲の大人のフォローが必要です。
環境の変化についていけない
「ストレス」と聞くと「嫌な思いをする」というイメージが先行しがちですが、ストレスは環境が変化するだけでも溜まっていきます。人生経験の少ない子供なら、なおさら環境の変化についていけずにストレスを溜めてしまうのですね。
「幼稚園に入園した」「小学校を転校した」「引っ越しをした」などもそうですが、下に兄弟が生まれて急に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」であることを求められる時もストレスを感じているはずです。自分で上手くストレスを処理できないため、癇癪を起こしてしまいやすくなるのでしょう。
必要な栄養素が足りていない
成長が落ち着いて体ができあがった状態の大人とは違い、子供は急激に成長しています。この時期の食生活は非常に重要であり、必要な栄養素が足りていない場合、癇癪をおこしやすくなると考えられます。大人でも体調が悪い時はイライラしやすいものですので、感情のコントロールが上手くできない子供なら、なおさらだと言えるでしょう。
子供は糖分が好きですが、摂りすぎると体が血糖値を下げようとして結果的に低血糖になり、イライラしやすくなってしまいます。また野菜や乳製品を嫌う子供も増えましたが、カルシウム不足でやはり癇癪を起こしやすくなります。お菓子を食べすぎていないかなど、食生活を振り返り、バランスの取れたメニューを考えてみましょう。
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