癇癪持ちの原因&特徴とは?対応方法と上手く付き合うポイントを解説

周囲に癇癪持ちの人がいると厄介ですね。癇癪持ちの人はなぜ癇癪を起こしてしまうのでしょうか。大人の癇癪持ち、子どもの癇癪持ち、それぞれの特徴を理解し、癇癪持ちの改善方法や癇癪持ちへの対応方法、上手く付き合うポイントなどを身につけていきましょう。

  • 「癇癪持ち」の意味とは?

    「あなたって癇癪持ちだよね」と言われて嬉しい人はほぼいません。良い意味ではないということは、ほとんどの人は何となく分かっていますよね。しかし「癇癪持ち」という言葉の意味を正しく理解していると断言することができるでしょうか。癇癪持ちの意味を今一度確認していきましょう。

    怒りがすぐ爆発してしまう人


    「癇癪」とは、怒りの感情をコントロールすることができずに、激しく声を荒げたり、泣きわめいたりするほど取り乱すことを意味しており、「癇癪持ち」とは、このような性質を持つ人のことを指します。怒り方が尋常ではなく、些細なことでも激怒するという特徴があり、周囲からすると対応しづらい相手であることには違いありません。

    とんでもない裏切りや仕打ちを受けて取り乱すのは癇癪とは言いませんが、些細なことでもすぐ取り乱して騒ぐタイプは癇癪持ちだと言えるでしょう。

    癇癪持ちは子どもだけではない


    癇癪持ちは子供に多いというわけではありません。大人の癇癪持ちも多く、子供よりも大人の方が厄介です。子供の体は小さく力も弱いため、癇癪を起されても周囲の大人だけで対応することができ、大きな問題にはなりにくいものです。しかし、大人の癇癪持ちが周囲の人や物に当たり散らすのを制止するのは困難です。

    自分の思い通りにいかずに癇癪を起こしてしまうのは、まだ上手く気持ちを伝えることができない子供だけではないことを理解しておきましょう。

    大人の場合、人間関係に問題が生じる場合も


    大人の癇癪持ちだと、怒りがおさまらずにいろいろな場面で失敗することもあり得ます。仕事や人間関係に支障をきたすようになり、うつや体調不良などの二次症状が出てくる可能性があるので要注意です。子供の場合は親や教師、支援センターなどの助けを求めることができますが、大人は自分で解決していかなければなりません。

    子供よりも、大人の癇癪持ちの方が深刻であり、早急に何らかの対応を求められるのですね。

    癇癪持ちは遺伝とは無関係


    癇癪持ちの子供がいる親は「遺伝なのでは?」と気にすることが多々あります。しかし、癇癪持ちと遺伝の関係性は医学的に立証されていません。また、発達障害のような症状を持っている子供は、感情のコントロールが難しいため癇癪を起こすことがあると言われていますが、「発達障害=癇癪持ち」ということでは決してありません。

    癇癪持ちも発達障害も遺伝ではないのです。子供が癇癪持ちだからといって、自分を責めるのはやめておきましょう。
  • 子どもが癇癪を起してしまう原因とは?

    子どもが癇癪を起こす場合、遺伝だから仕方がない、生まれつきだからどうしようもないと言われることがありますが、先述した通り、遺伝との関係性は立証されていません。子どもが癇癪を起こす原因として考えられるものをピックアップしましたので、確認していきましょう。

    自分の感情を整理できない


    大人は嫌なことに対する対処方法を身につけていることが多く、さらに自分自身はどういう人間かということもある程度は理解しているでしょう。しかし、子供は自分がどのような人間なのかが分からない上、嫌なことがあった場合の最良の方法を確立していません。嫌なことに対して自分の感情をどのように整理して良いのかが分からないのです。

    言いたいことをどのように表現すれば理解してもらえるのか、したいことをどのようにすればスムーズにできるのかが分からない上、上手くいかない場合の感情をコントロールできないのですから、癇癪を起こしてしまうのは仕方のないことなのかもしれませんね。

    疲れや空腹が原因であることも


    大人は疲れていると「今日は早く帰って早く寝よう」などと調整したり、空腹であると「コンビニに買いに行こうかな」「家にあるものでサッと作ろうかな」と簡単に問題を解決することができます。子供はまだ自分がどのくらい疲れているのか、どのように疲れをとれば良いのかが分かりません。

    さらに空腹だからと言っても、周囲の大人に何とかしてもらわなければ、食べ物を買うことも作ることもできないのです。自分だけで解決できない場合、子供は癇癪を起こして自分の不快さを訴えるようになるのでしょう。この場合、癇癪の解消のために周囲の大人のフォローが必要です。

    環境の変化についていけない


    「ストレス」と聞くと「嫌な思いをする」というイメージが先行しがちですが、ストレスは環境が変化するだけでも溜まっていきます。人生経験の少ない子供なら、なおさら環境の変化についていけずにストレスを溜めてしまうのですね。

    「幼稚園に入園した」「小学校を転校した」「引っ越しをした」などもそうですが、下に兄弟が生まれて急に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」であることを求められる時もストレスを感じているはずです。自分で上手くストレスを処理できないため、癇癪を起こしてしまいやすくなるのでしょう。

    必要な栄養素が足りていない


    成長が落ち着いて体ができあがった状態の大人とは違い、子供は急激に成長しています。この時期の食生活は非常に重要であり、必要な栄養素が足りていない場合、癇癪をおこしやすくなると考えられます。大人でも体調が悪い時はイライラしやすいものですので、感情のコントロールが上手くできない子供なら、なおさらだと言えるでしょう。

    子供は糖分が好きですが、摂りすぎると体が血糖値を下げようとして結果的に低血糖になり、イライラしやすくなってしまいます。また野菜や乳製品を嫌う子供も増えましたが、カルシウム不足でやはり癇癪を起こしやすくなります。お菓子を食べすぎていないかなど、食生活を振り返り、バランスの取れたメニューを考えてみましょう。