「綺麗な身体」に関する専門家の意見やアドバイス
誰の目から見ても「綺麗な身体」とは?
ウエストのくびれやバストの大きさなど、スタイルの良さを判断するうえで重視するポイントは人それぞれです。では、誰の目から見ても「綺麗だ」とされる身体つきとはどのようなものなのでしょうか。『機能的な身体と美しいスタイルを手に入れるための理論と実践:〜自分で作る理想の身体〜』(豊田優也)には、以下のような記述があります。
「ひと言でスタイルの良い身体と言っても、その人によって想像する身体は千差万別です。肩幅は広いのか狭いのか、ウエストは細いのか太いのか、お尻は大きいのか小さいのか、高いのか低いのかなど。
ある人の理想とするスタイルの良い身体は、他の人から見たら全く魅力のない身体かもしれません。
ですが、どこに行っても、どんな人が見ても、『あの人はスタイルが良いよね』と言われる様な人は確かにいます。そのような方が持っている特徴とはどんなものなのでしょうか?
Xのボディライン
結論から言うとそれは、Xのボディラインを持っており、部位ごとにメリハリがある身体です。
具体的に言うと胸回り(胸郭)が広く、ウエストは細く、臀部が大きい身体です。
この条件を満たしていると、胸周りとウエスト周り、骨盤部分とウエスト周りに差ができてくびれが形成されます。いわゆる『ボン、キュッ、ボン』と言われるスタイルですね。
身体の中でこの様なボディラインが形成できている方は、比較的どんな場面でもスタイルが良いと言われやすいです。
トルソ・バランス
Xのボディラインを作る事がゴールだとして、具体的な数値としてはどこを目指せば良いのか?この疑問を解決してくれるのが、ワコール人間科学研究所が1995年に発表したゴールデンカノンという概念の中にあるトルソ・バランスです。
このトルソ・バランスは、ワコール人間研究所が約50年間に渡って延べ40,000人以上のデータを元にして導き出した『美のバランス』の基準です。
『寸法ではなく、バランスを基本に置いている』というのが特徴で、『○○cmが理想』という絶対的な数値ではなく、『ウエストが1とした場合、ヒップは1.3』といった、あくまで相対的なバランスとしての値が示されています。
つまり、どんな人でもこのバランスを目指すことが出来るということです。
このトルソ・バランスは『厚み』、『横幅』、『高さ』という3つの基準があります。
まず『厚み』は、身体を横から見た時の数値のことです。横から見た時のウエストの厚みを1とした時にバストが1.3、ヒップが1.3という数値が理想のバランスです。
『横幅』は身体を正面から見た時の数値です。ウエストを1とした時に、肩幅が1.6、乳頭間が0.8、ヒップが1.4という数値が理想のバランスです。
『高さ』は正面から見て肩からバストまでの距離を1とした時に、バストからウエストが1、ウエストからヒップまでが1.2という数値が理想のバランスです。
このトルソ・バランスを見てみると、Xのボディラインがしっかりと形成されていることがわかります。」
このように、綺麗な身体つきであるかどうかは、「厚み」「横幅」「高さ」のバランスに左右されるようです。もとの身長が高い人も低い人も、骨太の人も華奢な人も、ベースの骨格に応じて均整の取れた肉付きになるようにボディメイクしていくといいでしょう。
男性にモテる「綺麗な身体」とは?
では、男性ウケがいい「綺麗な身体」には、どのような特徴があるのでしょうか。『魔性れ~悪魔8:天使2 究極モテ女のテクニック~』(春乃れぃ)には、以下のような記述があります。
「アメリカンプレイガールのような、強めのボン・キュッ・ボンである必要はないが、断じて、キュッ・ボン・キュッではならない。キュッ・ボン・ボンでもいけない。
ボン・ボン・ボンでは話にならないし、キュッ・キュッ・キュッではオバQである。
ほどよい『ボン・キュッ・ボン』を、けっして鮫肌ではない、水分と脂分のバランスのとれたキメの細かい皮膚が包んでいる。
とくに気合いを入れてお手入れをしてくるわけではないのに、背中には吹き出物がいっさい存在せず、放置されっぱなしの長めの産毛も見当たらない。
バストのサイズはD~E、アンダーは60~65。
日本人にありがちな谷間が開かれた乳房ではなく、乳首は規則正しく”前へならえ”をしており、乳輪はカップの大きさに比例した楕円形ではなく、半径1センチのほぼ完成された円を描いている。
けっして、垂れパンダ型のオッパイではない。
もちろん乳首の色がこげ茶色から黒のはずはなく、しかしながら若干”使いました”なピンクブラウンから薄茶色であることはご愛嬌。
アンダーヘアは、意外や意外。わずかに濃いめかもしれない。
下の毛が濃い女は『情熱的』という日本古来の言い伝えは、魔性の女にも当てはまるのだろうか。
けっしてゆるむことのなさそうな、重力にしたがわないツンと上向きの生意気なヒップは白くツヤツヤと光を放っている。
その下からスラリと伸びている脚は、とくにスポーツをしていたわけでもないのに、ほどよい筋肉のハリがあり、けっして、断じて……内ももに無数の肉割れミミズがうごめいているなんてことはない(嗚呼! 神さま!!)。
足のかかとが、カサカサであったりヒビが入っていたりすることなどはなく、サイズは23~24センチ。
ただし、足の指に生えている産毛が、アンダーヘアよろしくやや濃いめであったりするのは、逆に生々しくてイイかもしんないっ!
このように魔性の女のカラダは、神が作った最高傑作。
まさに男を虜にする、女が素直に負けを認めるカラダ。
ただしこれは、努力次第で近づくことのできるカラダでもある。
言い方を換えると、努力なしでは近づくことができないカラダでもある。」
このように、隅々まで手入れされているにもかかわらず、どこか生々しさを残す身体つきが、男性を虜にするようです。好きな人の前でありのままの姿をさらすためには、それなりに努力が必要でしょう。
<参考文献>
『機能的な身体と美しいスタイルを手に入れるための理論と実践:〜自分で作る理想の身体〜』(豊田優也)
『魔性れ。~悪魔8:天使2 究極モテ女のテクニック~』(春乃れぃ)
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