子供の作り方(性教育)に関する専門家の意見やアドバイス
性教育は幼い頃から始めるべき
小さなお子様を持つ親御さんの中には、いつから性教育をした方が良いのか悩んでいる方も多いことでしょう。
そういった時は、性教育に関するさまざまな書籍を読んでみることをおすすめします。
今回ご紹介するのは『0歳からはじまるオランダの性教育』(リヒテルズ 直子)という、性教育についての書籍です。
「4歳未満の幼い子どもたちは、好奇心や学ぶ意欲に満ちています。成長とともに性器を含む自分のからだや親のからだつきに関心をもち、男女の異なる特徴にも気づくようになります。
同時に、小さい子でも、人前で裸になってはいけないとか、お尻や性器をほかの人に見せるものではないといったことは、社会的ルールとして学んでおかなければなりません。
ただ、この年齢での性教育は、何か決まったプログラムを用意して行うというよりも、子どもの育ちを見守っている親や保育士たちが、子どもの個別の発達に応じながら、時宜に適切に対応できるよう準備しておくことに焦点がおかれています。」
この書籍にはかなり早い段階から性教育をした方が良いと書いてありました。
小さい子供に言っても理解できるのか不安になるかもしれませんが、何事も言い聞かせるのは大切ですよね。
特に日本は性教育が遅れているという意見も多く耳にします。こうした海外の性教育の現状を知るところからはじめていきましょう。
家庭の方針を決めよう
『0歳から6歳のママと考えたいプレ性教育 ママが知りたい男の子の性のこと: 0歳から6歳のママと考えたいプレ性教育』(momoko)には、性教育において、家庭での方針を決めることが大切だという事が書かれていました。
「それぞれのご家庭ごとに『教育方針』や『家族のルール』があると思います。
そういった指針があると、迷った時やトラブルが生じた時に正しい判断がしやすくなりますので、できれば『教育』『食事』『生活』『学校』『家庭』など、項目ごとに指針を設定していくのが良いのではないかと私は考えています。
もちろん『性教育』にも指針や信条があった方が、この先問題が複雑化しても、私と夫で同じ方向を向いて、我が家なりの 答えが出せるはずです。」
確かに、家庭での方針が決まらないまま性教育をしようとしても、夫婦の間で意見が違ったりしてしまうと、お子さんが混乱してしまいます。
どの程度まで性教育をするのか、どういった方法で教えていくのかなど、ざっくりしたものでも構わないので、まずはベースを整えてみて下さいね。
性教育で性に目覚めることはない
性教育で不安に思う部分としては、「性に関する知識を与えたことで、子供が性に目覚めてしまうのではないか」といったものでしょう。
何も知らないままでいた方が変なことを口にしたりする心配はありません。確かにその通りですよね。
しかし、『看護師ママが本気で実践 わが子に性教育してみました : 3人の子どもと4年歩んだ 実録おうち性教育』(看護師マッキー)という書籍にはこの件について、以下のように書いてありました。
「性教育を始めると、『寝ている子を起こす』、つまり、教えてしまうことで逆に興味をもたせてしまうのではないか。
これが、皆さんが一番心配されていることではないかと思います。なぜなら私がそうだったからです。
子どもに性教育を始めると、次のことが起きるのではないかと心配していました。
・(下着の中の名称や性行為のことを)外で言いふらすようになるのではないか
・性行為の方法を具体的に知ってしまうことで、子どもは性の衝動に捕らわれてしまうのではないか
・いやらしいサイトを覗きたくなってしまうのではないか
・性行為の低年齢化に繋がるのではないか
実はこれは全くの誤解です。前述のことが起こる、起きたという証拠はなく、実際どの書籍にも記されていません。」
これは性教育が最も進んでいると言われている北欧において言える事なんだそうです。
もちろん性教育の方法にもよるかもしれませんが、日本の親御さんが思っているほど性教育はネガティブなものではないのかもしれません。
<参考文献>
『0歳からはじまるオランダの性教育』(リヒテルズ 直子)
『0歳から6歳のママと考えたいプレ性教育 ママが知りたい男の子の性のこと: 0歳から6歳のママと考えたいプレ性教育』(momoko)
『看護師ママが本気で実践 わが子に性教育してみた : 3人の子どもと4年歩んだ 実録おうち性教育』(看護師マッキー)
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