指毛が生える意味&役割とは?
外部刺激から指を守る
現代人の指毛は薄くなりましたが、祖先の名残で今も指毛が生えると考えられています。人がまだ服を着る文化がなかった大昔は、あらゆる刺激から肌を守るために体毛がたくさん生えていました。指毛はもちろん、他の部分に生えているムダ毛も皮膚を守っています。このように人は毛を生やすことで、細菌が毛穴に侵入するのを防いだり、刺激から皮膚を守っていたのです。
また、紫外線は皮膚の乾燥など肌荒れの原因に。乾燥すると肌のバリア機能が低下し、皮膚病にかかる可能性が高まります。ですから、肌を守る為に指にも毛が生えていたのでしょう。
肌の保湿機能
水仕事が多い、または洗剤などに触れることが多い方7
は手指が乾燥しやすくありませんか?毛穴から分泌される汗や皮脂は、体毛を伝って皮膚の広範囲に行き渡ります。そのため指毛を処理すると、皮脂や汗が皮膚全体に伝わりにくくなり、乾燥が悪化する可能性があります。意外にも指毛は肌の保湿に関わっているのです。
汚れをつきにくくする
指毛は皮膚に汚れが直接付着しにくくなるように生えているともいわれています。毛がクッションの役割になり、汚れがつきにくくなると考えられていますが、現代のヒトは昔に比べ体毛が薄くなっているので、この点はあまり意味がないかもしれないですね。
ただ現代でも、指毛が濃い人は指毛があるおかげで汚れが毛に食い止められ、皮膚に汚れが付きにくくなっている可能性があります。ここまで指毛があるのはなかなか稀かもしれませんが、そういった役目もあるということですね。
衝撃から守る役割
試しに手をギュッと握って拳を作ってみてください。「何かを殴る動作」をしたとき、一番衝撃の大きい接地面にちょうど指毛が生えている事に気づきませんか?特に大昔は狩りで生活を支えていたため、獲物を得るためにケガを伴う事も。そんな時、毛がクッションの役割を果たしていたと考えられます。
今は衝撃から指を守る意味はほとんどなくなり、指毛の薄い人が多くなりましたが、大昔では指を守るために必要だったのかもしれませんね。
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